美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 世田谷文学館で7/19から始まった「日本SF SFの国」展は本気で面白い展覧会だった。 もともと世田谷と言う場所柄、東宝との関係が深く、そのために特撮物の展覧会もこれまでしばしば開催し、文学館としての立場によっての面白い展示を見せてきてくれた。 またSF作家星新一の企画展も好評で、もう四年前になるか、たいへんよかったことを忘れない。 その時の感想はこちら。 こうした文学館がやってくれた企画なのだ。面白くないはずがない。 SFという言葉が定着する以前の「空想科学小説」時代、少年雑誌に海野十三が多くの名作を挙げている。 「銭形平次」の野村胡堂も「太郎の旅 月世界たんけん」という横綴じ本でSFを書いている。 胡堂はほかにも少女雑誌でスパイ物も書いているので、色んな