昨夜、京都の老舗クラブ「クラブメトロ」で日本の音響デザインの開祖大野松雄さんとライブをやりました。当年86歳。戦後まもなく、文学座でキャリアをスタート。開局当初のNHKテレビの音響団(現在の音響デザイン部)を経て、日本最初の連続テレビアニメ「鉄腕アトム」の音響デザインをテープコラージュによるミュージックコンクレートで担当。これは当時も、今の視点で見ても、相当にぶっ飛んでいるというか、世界的に見ても画期的な仕事でした。そう、あのアトムの足音を作った張本人が大野さんなんです。 その大野さんと会うなり 「大友さん、トットてれびみましたよ。あのね、当時のNHKのスタジオはあんなに広くなかったんですよ。事務室だったところに仮設でテレビスタジオ作ったんですから。天井も低くてね。それとね、あのディレクターのノリは民放のもので、NHKのディレクターってのは、もっと落ち着いてたもんですよ。あとね、飯沢匡さん