吉良貴之〔きらたかゆき〕氏が語り始めた。 「トロッコ問題」について聞き及んだ人はどれくらいいるだろうか 新装なった高知市図書館「オーテピア」、最上階プラネタリウム横会場での、寒風に澄〔す〕んだ師走〔しわす〕ひと日の夕刻であった。「高知サイエンスカフェ」の講師は、東京の若き法哲学者である。 炭鉱の採掘現場でブレーキが壊れて暴走するトロッコが、線路の先の5人の鉱夫に向かっている。切り替え路線の向こうでは別な1人が線路上で作業中である。たまたま路線切替機の隣にいたあなたは、そのまま5人が轢〔ひ〕かれ死ぬのを見過ごすか、レバーを引き路線を切替えて、本来無関係な1人の死を引き起こすかの選択を迫られている。あなたはどうするのか?
最近のエントリ(10件) 2014.09.16雑誌『Spectator』31号の「禅(ZEN)」特集にブックガイド記事を書きました 2014.05.01雑誌『Spectator』最新号(30号)に「ホール・アース・カタログを通読する」という記事を書きました 2013.06.21ティム・バーナーズ=リー 「ウェブアプリこそ未来」 2013.06.20「有能なのに無名」という人はたくさんいるが、「有名なのに無能」という人は少ない 2013.06.19知識とスキルの違い 2013.06.18米国家安全保障局(NSA)による通信情報の収集体制が判明 「PRISM」は監視プログラム4種のひとつ 2013.06.17Pythonで「メモ化(Memoization)」の効いたプロパティがかんたんに作れる「memoize(メモワイズ)」 2013.06.16Pythonの軽量Webフレームワーク「Flas
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