2010年、カリフォルニア州ロサンゼルス郡上級裁判所において、非営利団体CERTが飲食・小売チェーンを相手取り、コーヒーにアクリルアミドが含まれていると消費者に注意喚起し、コーヒー豆に含まれるアクリルアミドを安全なレベルまで軽減させるよう求める訴訟を起こした。アクリルアミドはIARC発がん性リスクのグループ2Aに分類されている。グループ2Aは「おそらく発がん性がある」とされる物質。 すでに13社が和解に応じ、残りも2018年中に決着する見込み(ニューズウィーク)。つまり、コーヒーの商品に「コーヒーには、発がん性のある化学物質が含まれています」という注意書きが印刷される可能性があるらしい。 しかし最近の研究の蓄積によって、コーヒーにはいくつかの健康効果が認められているはずで、中には、がんの発症リスクを低下させる効果も含まれる。もっと端的に、コーヒーに発がん性は認められないという見解もある(2