千葉電波大学農学部の研究グループは24日、マツの盆栽に「かわいいね」などの褒め言葉を必要以上にかけ続けると枯死する可能性が高くなるという研究結果を発表した。愛情の有無が生き物の成長に及ぼす影響の解明に一役買いそうだ。 盆栽愛好家の間では、古くから「毎日盆栽に話しかけると、成長に変化が出る」ということが経験的に語られてきた。千葉電波大の小曽木公望助教らはこの経験則を確かめるため、マツの盆栽を10株ずつ2つのグループに分け、一方には「かわいいね」「癒される」など肯定的な言葉を、もう一方には「枯れてしまえ」「やらなきゃ意味ないよ」など否定的な言葉を、それぞれ24カ月間毎日かけ続けて育てた。 その結果、肯定的な言葉をかけ続けたマツ10株のうち9株が枯死。原因は針状の葉が抜け落ちたことによる栄養不足と確認された。褒め言葉が枯死を招いた理由について、研究グループは「マツが本来持っているとげとげしさが愛