課題や仕事の締め切りが迫っているのについついそれを先延ばしにして他のことをしてしまう「先延ばし」性格には遺伝的要因が大きく関係しているとの研究が発表された(論文要旨、Daily Mail)。 一卵性双生児および二卵性双生児の先延ばし性質を比較した結果、育ちといった外的要因よりも遺伝的要因が大きく関係していると結論付けられたという。また先延ばし性質と衝動性には正の相関関係があることも分かったとのこと。 研究者らによると、日々の生存が重要課題であった我々の祖先の時代には、衝動性はすばやい決断を行うのに有益であった可能性が高いとのこと。しかし、時代が変わり長期的な計画がより重要になるにつれ、衝動的な行動は目的を達成するためには邪魔になるようになり、その代わりに「先延ばし癖」が生まれたと考えられるという。