国連のグテレス事務総長は16日までにまとめた「紛争関連の性暴力」についての今年の報告書で、ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャに組織的に性暴力を振るった疑いがあるとして「関与や責任が疑われる団体」のリストに初めてミャンマー軍を加えた。 リストにはアフリカの紛争地の軍や過激派組織「イスラム国」(IS)、国際テロ組織アルカイダ系グループが並んでおり、ロヒンギャ迫害に有効な手を打たないミャンマー政府に国際社会が厳しい見方をしていることが改めて浮き彫りとなった。 ミャンマーの代表は、報告書は不確かな証言に依拠しているとして全面否定した。(共同)