選挙が終わった。 今回実施された衆議院議員選挙だが、小選挙区では自民党は48%の得票率で75%の議席を獲得する結果に終わった。 そもそも2大政党制をイメージして、1対1の構図を作る目的で導入された制度なので、野党が乱立してしまうと、与党批判票は分散し、今回のような結果になる。だから、なにがなんでも野党はひとかたまりの団子になるべきだという考えで、「希望の党」のようなものも生まれる。 しかし、現政権よりも右派の主張をする政治家から、社会民主主義的な発想の政治家までがいっしょに「団子」になるというのは、有権者にも理解しがたいし、実際、そういう「ひとかたまり」はぜんぜんできなかった。