希望の党(代表・小池百合子東京都知事)は10月6日、衆院選の公約を発表した。原発ゼロや花粉症ゼロ、満員電車ゼロなど12のゼロを掲げたが、それ以外で目を引いたのは「ベーシックインカムの導入」だ。 ベーシックインカムとは「全ての人に生活に最低限必要なお金を無条件に支給する制度」。近い将来、人工知能(AI)をはじめとするテクノロジーが進化し、人の仕事が機械に置き換えられることで失業者が急増するという予測のもと、先進国を中心に世界的な議論を呼び起こしている社会保障制度だ。テスラCEOのイーロン・マスク氏やFacebook CEOのマーク・ザッカーバーグ氏など、シリコンバレーの著名人も続々と支持を表明している。 関連記事:ベーシックインカム、ヒラリーやオバマなど大物政治家のスタンスは? 小池氏は党の公約と政策を発表する6日の会見で、経済政策として「アベノミクスに加えて、マクロ経済に人々の気持ちを盛り