10日公示の衆院選の大分3区で希望の党公認から出馬予定だった浦野英樹氏(48)が7日、立候補断念を明らかにした。同区は自民党公認の岩屋毅氏(60)と、立憲民主党公認の横光克彦氏(73)の一騎打ちの構図となる。立候補表明からわずか73時間後の断念。大分県別府市で開いた記者会見では「申し訳ない」を繰り返した。 岩屋氏と横光氏は、現在の区割りになってから過去4回戦い、岩屋氏が3勝しているが、2009年には横光氏が勝利している。浦野氏は不出馬の理由を「自民候補と(6期の)実績がある横光氏の一騎打ちを実現させ、自民の一角を崩すため決断した」と強調した。ただ、「希望と立憲民主は考え方が違う」として、横光氏の支援はしない考えだ。共産党は横光氏の出馬を受け、候補者擁立を取り下げた。