フランス・ボルドーで、自身の新著に関する討論会の会場に到着し、報道陣に囲まれるジャンリュック・メランション氏(2023年10月11日撮影)。(c)Christophe ARCHAMBAULT / AFP 【10月16日 AFP】パレスチナのイスラム組織ハマス(Hamas)による対イスラエル攻撃に関する見解をめぐり、フランスの左派最大政党「不屈のフランス(LFI)」のベテラン政治家ジャンリュック・メランション(Jean-Luc Melenchon)氏が各方面から批判を浴び、左派勢力の間に大きな亀裂が生じている。 フランスは、ユダヤ教とイスラム教の欧州最大規模のコミュニティーを抱えており、イスラエルとパレスチナの紛争について熱い論争が展開されてきた。過去のガザ紛争の際には大規模なデモも行われ、その大半がパレスチナへの連帯を表明するものだった。 左派政党はこれまで、ガザ地区からのロケット弾攻撃に