パリ五輪は経済効果にも期待がかかっているが、実際には旅費や宿泊費の高騰、フランスの政情不安や治安への懸念から多くのスポーツファンや観光客がパリ行きを避けており、予約は低調だ。 ワールドcategory米国と中米パナマは1日、南米からパナマに不法入国した人々を本国に送還することで、危険なジャングル地帯「ダリエン地峡」を経由して米国に渡ろうとする動きを阻止する取り組みに合意した。ただ成果が出る公算は小さく、移民の旅路をますます危険なものにする恐れさえある。 前
(CNN) 内戦下にあるシリアに軍事介入するロシア軍は12日までに、シリア北部の地中海沿岸のラタキア近くに位置し、「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」などの過激派への空爆の出撃基地としているフメイミム空軍基地の撮影取材をCNNに認めた。 取材は、シリアのアサド政権がISISから今年奪取した、世界的な歴史遺産の古代都市などがあるパルミラへの各国記者団の搬送に伴って許可された。 ロシアのプーチン大統領は約2カ月前、一定の軍事的成果を収めたとしてシリアから主要兵力の引き揚げを命じたが、同基地では爆撃機や戦闘機が定期的に空爆任務に向かう様子が確認された。ロシア軍が昨年末の時点でシリアに送っていた爆撃機は数十機ともされる。 フメイミム基地では爆撃機や戦闘機、戦闘ヘリコプター、輸送用ヘリや航空機、戦車、装甲車両、地対空ミサイルが配備されていた。これら多様な兵器の準備はプーチン氏の言動にもかかわら
母国スペインの首都マドリードの軍用空港に降り立った、フリージャ―ナリストのアンヘル・サストレさん(右)、ホセ・マヌエル・ロペスさん(中央)、アントニオ・パンプリエガさん(2016年5月8日撮影)。(c)AFP/PRESIDENCIA DEL GOBIERNO/DIEGO CRESPO 画像作成中 ���: V 【5月12日 AFP】国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」系武装組織によって1年近くシリアで拘束された末に解放されたスペイン人ジャーナリスト3人のうちの1人が10日、スペインメディアのインタビューに応じ、人質を次々と殺害するイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に売り飛ばされることを恐れていたと語った。 アンヘル・サストレ(Angel Sastre)さん(35)はニュースサイト「エルエスパニョル(El Espanol)」のインタビューに対し、「彼らが何をしたいのか、(拘束
◆米国防総省、「空爆で死亡」と発表 5月9日、アメリカ国防総省は、武装組織イスラム国(IS)の司令官アブ・ワヒブが有志連合の空爆により死亡したと発表した。作戦は5月6日で、イラク西部ルトバで、車両に乗ったワヒブとほか戦闘員らを殺害したとしている。アブ・ワヒブはISの中でも最も有名な司令官のひとり。アブ・ワヒブの非道ぶりを知らしめたのが、シリア人トラック運転手3人の殺害映像である。 動画のロードに時間がかかる場合があります 【動画・日本語訳】司令官アブ・ワヒブ トラック運転手殺害 (一部意訳・転載禁止) (一部ボカシを入れていますが残酷映像も含まれます) この映像は2013年、「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の頃に公開されたもの。幹線道に勝手に検問を作り、トラック運転手を尋問しているのがアブ・ワヒブ。普通の運転手をアラウィ派というだけで殺害するなど残虐さが際立つ。アラウィ派はシーア
ヨルダンの首都アンマンで国境なき医師団(MSF)が運営する病院は世界で類を見ない施設だ。中東地域の紛争で重傷を負った人々のための再建外科を専門とする病院で、患者の大多数はシリアから来ている。BBCのキャロライン・ホーリー記者がリポートする。
※ネタばれ注意 イスラエルによる占領下でのパレスチナの若者を描いた『オマールの壁』の上映が4月から東京で始まり、5月になって上映館が増え、好評だという。約10年前に、自爆攻撃に向かう2人のパレスチナ人の若者の48時間を追った『パラダイス・ナウ』を撮ったパレスチナ人監督、ハニ・アブ・アサドの作品である。『パラダイス・ナウ』ではアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたが、『オマールの壁』で2回目のノミネートとなった。 『オマールの壁』はパレスチナの若者たちがイスラエルの秘密警察の策謀によって、友情や愛を引き裂かれる悲惨な物語であり、サスペンスを利かせた巧みなストーリー展開で見せていく。イスラエル軍によって、全裸で吊り下げられて拷問される場面もあり、衝撃的な結末まで、鉛を呑まされるような重苦しさの残る映画である。 『オマールの壁』はパレスチナで生まれた映画であり、パレスチナ問題という枠で評価さ
池内恵(いけうちさとし) 東京大学先端科学技術研究センター グローバルセキュリティ・宗教分野教授。1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より東京大学先端科学技術研究センター准教授、2018年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』 (新潮選書)、 本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』(同)などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
モスクワで過激派組織「イスラム国」(IS)に戦闘員を勧誘する拠点の一つとみられているのが、モスク(イスラム教礼拝所)の周辺だ。近くのハンバーガーチェーン店「マクドナルド」には、ロシア経済が低迷する中で仕事を失った中央アジア出身者たちが身を寄せていた。 午後11時過ぎに入ると、2階の隅のテーブルで男性5人がじっと座っていた。 横顔で、彼らが中央アジア出身だと分かる。テーブルの上には水が入ったコップが一つだけ。トレーや紙くずなど、ハンバーガーを食べた形跡はない。にぎわう店内でそこだけが浮き上がっているように見えた。 その中の1人、オレクさん(45)はタジキスタン人だった。6日連続でマクドナルドに泊まっていた。 モスクに近いこの店舗で午前0時の閉店まで過ごした後、30分ほど歩いて、24時間営業の別のマクドナルド店舗に移る。「同じ中央アジアのキルギス人が働いていて、コーヒーを無料でくれる」からだ。
東京電力は、二十六日、二十七日に開かれる主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の開催中、福島第一原発での、原子炉冷却や汚染水処理、パトロールなど止められない作業以外の、汚染水タンク建設などの作業を休止することを決めた。東電は「要人が集まるサミットの期間中、なるべくリスクを減らしたいと当社の判断で決めた」と説明している。 東電によると、作業休止は三月末、東電の福島第一廃炉会社の会議で決定。現場を担う作業員の一人は「テロ対策と聞いた。何かトラブルが起きたら問題になるのを避けるためではないか。東京五輪やパラリンピックの期間中も、作業自粛になるのでは」との見方を示した。 作業休止期間中は休業補償は出ないケースが多いとみられる。別の作業員は「休業補償は出ない。作業の休止前と再開前は点検になることが多く、これでは作業が全然進まない」と話した。東電の広報担当者は「余計なニュースが起きないようにということで、
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