またしても、英国で悲劇が起きた。 英中部マンチェスター中心部のイベント会場で5月22日に発生した爆弾テロで、少なくとも22人が死亡し、59人が負傷した。今年3月にロンドンの国会議事堂近くで起きたテロの犠牲者数を上回ったこと、そして、8歳の子供を含む未成年者が犠牲者に多数含まれていたことに、英国全土が衝撃を受けている。 テリーザ・メイ首相は翌23日、事件が起きたマンチェスターの現場を訪れるとともに、2度にわたって緊急の閣僚会議を開催。治安対策に追われた。同日夜、英国民に向けて読み上げた声明で、「テロリストが勝つことは絶対にない」と述べ、今後もテロと断固戦い続けることを強調した。 一方で、テロに対する警戒レベルを現在の「シビア(厳しい)」から1段階引き上げ、「クリティカル(危機的)」にしたことを発表。これで英国の警戒レベルは5段階の最上位となり、今後もテロの標的となる可能性が高いことを国民に伝