【6月11日 AFP】ドローンで空撮した市街戦が続くフィリピン南部の都市マラウィ( Marawi )。9日撮影。 同国軍は9日に起きたイスラム武装勢力との新たな戦闘でフィリピン海兵隊員13人が死亡したと発表した。(c)AFP
エルサレム旧市街で警官が襲撃され女性警官1人が刺殺された現場に出動した救急車とイスラエル治安部隊(2017年6月16日撮影)。(c)AFP/Thomas COEX 【6月17日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は17日、エルサレム(Jerusalem)旧市街でイスラエルの警官が襲撃され、女性警官が刺殺された攻撃について犯行声明を出した。 ISはオンライン声明で、16日にISの戦闘員3人が「ユダヤ人の集まり」を狙った作戦を実施し、警官1人を殺害、他に複数を負傷させたと主張。「この攻撃で終わりではない」と警告した。 イスラエル警察によると襲撃犯2人が警察官の一群に向けて発砲し、別の襲撃犯1人が女性警官(23)を刺した。刺された女性警官は重傷を負い、病院で死亡した。警察は襲撃犯3人全員を射殺した。 米テロ組織監視団体SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intellige
6月3日、フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市で先月から続いている戦闘の発端は、数十名のイスラム主義武装勢力が刑務所を襲撃し、警備員らを降伏させたことだった。写真は5月31日、黒煙が立ち上るマラウィ市のビル(2017年 ロイター/Romeo Ranoco) フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市で先月から続いている戦闘の発端は、数十名のイスラム主義武装勢力が刑務所を襲撃し、警備員らを降伏させたことだった。 「キリスト教徒を引き渡せ、と彼らは言った」。現地の刑務局の副局長を務めるファリダ・P・アリ氏はその時の様子を語る。「刑務所職員にキリスト教徒は1人しかいなかったため、気づかれないように彼を服役者のなかに紛れ込ませた」 過激派組織「イスラム国(IS)」に忠誠を誓う「マウテグループ」と呼ばれる武装勢力の戦闘員は、警備員を脅しつけ、服役者を怒鳴りつけた。だが、キリスト教徒の職員を引き渡す者は
イラク北西部のアブ・バージで仲間とポーズをとるアブ・アズラエル(前列中央、5月30日) SOCIAL MEDIA <一時ISISに半分近くを支配されたイラク国土の奪還に力のあった「勇士」は、斧や剣を振り回し、ISIS戦闘員の遺体に火をつけ切断する残忍さで世界中に知られる男。その素顔> イスラム教とユダヤ教で「アブ・アズラエル(死の天使)」の異名を取るその男は、テロ組織ISIS(自称イスラム国)への残忍な報復攻撃で世界の注目を集めたイラクのシーア派民兵組織の司令官だ。 本名をアイユーブ・ファレ・ハッサン・アル・ルバーイーというアズラエルは、斧と剣で敵にとどめを刺す。死んだISIS戦闘員の顔に火を付けて燃やしたこともある。死体を切断して批判されたときには、イマーム(イスラム教の指導者)に罪を告白した。 アズラエルの視線の先には今、シリアとの国境地帯が広がっている。最近イラク北西部の村々からIS
イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からの奪還作戦が行われているイラク第2の都市モスルの西部ザンジリ地区で、イラク軍が迫る中、避難する住民たち(2017年6月9日撮影)。(c)AFP/MOHAMED EL-SHAHED 【6月17日 AFP】国連(UN)は16日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」がイラクで拠点としている同国第2の都市モスル(Mosul)の旧市街で、同組織が民間人10万人を「人間の盾」として利用している可能性を指摘した。 イラク軍は現在、2014年にISが制圧し、その住民を残虐に支配してきたモスルの奪還作戦を行っている。 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)本部があるスイス・ジュネーブ(Geneva)で会見したUNHCRイラク支局のブルーノ・ゲッドー(Bruno Geddo)代表は、ISはモスル市外の戦闘で民間人を拘束し、同組織がモスルで掌握している最後の地域の
フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市内で警戒に当たるフィリピン軍の兵士ら(2017年6月13日撮影)。(c)AFP/Noel CELIS 【6月14日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系武装勢力と国軍との間で戦闘が続くフィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島のマラウィ(Marawi)で、武装勢力の戦闘員らが市民を奴隷として動員し、逃げようとした人たちを殺害していることが分かった。当局が13日明らかにした。 国軍と武装勢力の戦闘は3週間に及んでいるが、フィリピン政府によると、武装勢力の支配下にあるマラウィの一部地域には、いまだに最大1000人の市民が取り残されている。 フィリピン軍は米軍の支援を受け、武装勢力の戦闘員らが身を潜めている住宅地に容赦なく爆撃を加えている。当局によると、マラウィ市内では400人の戦闘員が抵抗を続けているもよう。 現地のフィリピン軍報道官は記
【カイロ=佐藤貴生】エルサレムの旧市街近くで16日、3人のパレスチナ人の男がイスラエルの警官らを銃やナイフで襲撃し、ロイター通信などによると女性警官(23)が死亡、通行人ら数人が負傷した。犯人3人はその場で警官に射殺された。 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が傘下の通信社を通じ、犯行を認める声明を出した。米国のテロ組織監視団体SITEは、イスラエルの実効支配地域で起きたテロでISが犯行を認めたのは初めてだとしている。 しかしその後、パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム原理主義勢力ハマスと、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)が、3人は自分たちの組織のメンバーで「ISとは無関係だ」とする声明を出した。 ISが犯行を認めた後で、関与していなかったことが判明する事例は最近、ほかにも起きている。
【カイロ=佐藤貴生】エルサレムの旧市街近くで16日、3人のパレスチナ人の男がイスラエルの警官らを銃やナイフで襲撃し、ロイター通信などによると女性警官(23)が死亡、通行人ら数人が負傷した。犯人3人はその場で警官に射殺された。 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が傘下の通信社を通じ、犯行を認める声明を出した。米国のテロ組織監視団体SITEは、イスラエルの実効支配地域で起きたテロでISが犯行を認めたのは初めてだとしている。 しかしその後、パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム原理主義勢力ハマスと、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)が、3人は自分たちの組織のメンバーで「ISとは無関係だ」とする声明を出した。 ISが犯行を認めた後で、関与していなかったことが判明する事例は最近、ほかにも起きている。
2017年4月25日、トルコ軍がイラクのシンジャール山周辺を空爆。トルコ系クルド人の武装組織PKK(クルディスタン労働者党)に使用されていたという建物は跡形もなく破壊されていた IS(いわゆる「イスラム国」)がイラクの重要拠点としてきた北部の都市モスルの奪還が、間近に迫っていると見られている。これでようやくイラクにも小康状態が訪れると期待する向きもあるが、4月に起きたある一つの空爆が、中東の新たな混迷を示唆しているという。現地取材と気鋭のイラク研究家・吉岡明子氏による分析でお届けする。 イラク情勢の今後を象徴する「空爆」 2016年10月に始まった北部の要衝都市モスルの奪還作戦が、まもなく成功裏に終わるだろうとロイターなどさまざまなメディアが報じている。 モスルは2014年6月以来、IS(いわゆる「イスラム国」)の重要拠点の一つだった。 モスル奪還作戦が成功すれば、イラクでのIS勢力はかな
ジブチとエリトリア緊迫=カタール問題、思わぬ余波 【ナイロビAFP=時事】アフリカ連合(AU)は17日、ジブチ・エリトリア両国に対し「自制」を呼び掛けた。両国の係争地には、これまでカタール軍が駐留し衝突を防いできたが、サウジアラビア主導で5日に始まったカタールを孤立させる中東の騒ぎが思わぬ形でアフリカに飛び火した。他国の仲介どころではなくなったカタールは14日、撤退を発表。エリトリア軍は即座に係争地を占領してしまった。 ジブチのユスフ外相は15日、「エリトリアが軍事的解決を望むならジブチにも用意がある」と警告。エリトリアは沈黙を守っている。AUのマハマト委員長は「事実関係を確認するため現地に調査団を派遣する」と発表、冷静な対応を求めている。(2017/06/17-23:27) 関連ニュース 【国際記事一覧へ】 【アクセスランキング】
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く