伊アシャーノ近くを走る列車(2015年4月11日撮影)。(c)Relaxnews/TIZIANA FABI 【4月20日 Relaxnews】イタリアの鉄道当局は、廃線となっていた4本の路線を改装し、絶景が楽しめるルートに1920年代のビンテージ蒸気機関車を走らせることで、観光客を誘致する試みを進めている。 関係者によると、今回の試みは、スローフード運動に触発された「スローツーリズム」の形成が目的で、歴史、地理、産業など、地方のさまざまな遺産をアピールすることが狙いだ。 ダリオ・フランチェスキー二(Dario Franceschini)文化相は「これは持続可能な観光モデル。こうしたモデルは、料理やファッション、ショッピング、風景だけでなく、文化芸術の面でも世界中の人々に提供できるものが数多くあるイタリアにとって、特に重要だ」と語った。 観光シーズンに合わせて開業した4路線の乗車時間は20分