トップ > Chunichi/Tokyo Bookweb > 書評 > 記事一覧 > 記事 【書評】 Black Box 伊藤詩織 著 Tweet 2017年11月26日 ◆性暴力に沈黙せぬ社会を [評者]森まゆみ=作家 国際的なジャーナリストになりたかった。TBSのワシントン支局長に米国でのポストを得たいと相談した。前向きの返事があり、ビザを取る打ち合わせで居酒屋と寿司(すし)屋に行った。泥酔して気がついたらホテルで事に及ばれていた-二〇一五年四月三日、著者の経験したことである。 私はレイプされた事はない。しかしセクハラはある。同じように感じた。まず混乱する。なかったことにしたい。人前では取り繕う。何か言えば仕事を失うのではないかと怖い。そうした混乱の中で著者は病院に行き、警察へ行き、泥酔者をレイプする「準強姦(ごうかん)」を立証する孤独な戦いを始める。実名で本を書いた勇気を讃(たた)え
国連の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に合わせてコスタリカのサンホセで行われたデモ(2017年11月24日撮影、資料写真)。(c)AFP/Ezequiel BECERRA 【11月25日 AFP】国連(UN)の「女性に対する暴力撤廃の国際デー(International Day for the Elimination of Violence Against Women)」前日に当たる24日、イタリアの警察当局は、女性が犠牲となる殺人事件を減らすことを目指したキャンペーンを開始した。 イタリアでは近年、全体的な殺人件数は減っているものの、女性が殺害される事件の割合は依然として多い。2007年の統計では、女性が犠牲となった殺人事件は150件、昨年は149件でほとんど変わっていない。一方、殺人事件全体に対する女性が犠牲となった事件の割合は、10年前の24%から37%と増えている。 被害者が女性
11月26日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(写真中央)は26日、エジプトで起きたモスク襲撃を非難し、この事件によってイスラム諸国の対テロ軍事連合の活動が強まるとの見方を示した。リヤドで撮影(2017年 ロイター/Faisal Al Nasser) サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は26日、エジプトで起きたモスク襲撃を非難し、この事件によってイスラム諸国の対テロ軍事連合の活動が強まるとの見方を示した。 イスラム諸国の軍事連合はサウジの国防相を兼任するサルマン皇太子自らが2年前に設立を発表し、イスラム諸国約40カ国が参加している。 皇太子はエジプトのモスク襲撃について「極めて痛々しい事件だ」と述べ、テロ行為や過激思想について国際的かつ有効な方法で十分に考えを巡らせる必要があると指摘した。 イスラム諸国の対テロ軍事連合はこれまで具体的な行動を起こしたことはない
【11月27日 AFP】イスラエル政府は26日、ヨルダン川西岸(West Bank)とゴラン高原(Golan Heights)を通り抜けるハイキングコースの建設に資金を拠出することを承認した。ヤリブ・レビン(Yariv Levin)観光相が明らかにした。 ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は政府の決定について、「観光のポテンシャルという点で不可欠だ」と歓迎した。 イスラエルは1967年の「六日戦争(Six-Day War)」で、ヨルダン川西側と面積1200平方キロのゴラン高原をシリアから占領したが、国際的には認められていない。 レビン氏は「新しいルートはエルサレム(Jerusalem)旧市街(Old City)もしくは(ヨルダン川西岸の北に位置する)シロ(Shilo)を通る。ユダヤ人の歴史に満ちた場所だ」と述べた。 ハイキングコース建設プロジェクトの予算は1
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