20世紀の古いマクロ経済理論に基づいたアベノミクスでは日本の反転攻勢のきっかけにならないことは、すでに指摘してきた。 日本の突破口として私が大いに期待しているのはロシアだ。逆に、にっちもさっちもいかないのが中国、韓国。両国のメディアや教育システムが、あれだけ反日一色に染まると、関係改善のきっかけが見つからない。韓国の朴槿恵政権などは(父親とは正反対で)反日的な言動を政権のエネルギーに換えている側面があるから、大統領任期の5年間は放っておいたほうがいい。 中国にしても経済成長が鈍化して国内の不満が今後高まっていく中で、不満のはけ口にしてきた日本との関係が良化するとは思えない。習近平体制が持つかどうかの問題もあるし、バブル崩壊となれば余波は日本にも及ぶ。中国、韓国にしても日本から買わざるをえない機械や部品はたくさんあるから経済的な付き合いは粛々とやっているわけで、目下、中韓との関係改善に外交的
「超小型衛星の世界を変える!!」――世界最小クラスのイオンエンジン「MIPS」:日本が誇る宇宙技術の名脇役(2)(1/3 ページ) 東京大学 先端科学技術研究センターの小泉宏之准教授と次世代宇宙システム技術研究組合(NESTRA)が共同開発している世界最小クラスのイオンエンジン「MIPS」。このMIPSとは一体どのようなエンジンなのか、これにより超小型衛星の世界がどのように変わるのか。開発者に聞く。 イオンエンジンは電気を使って推力を得る「電気推進」の一種である。電気推進に対し、いわゆる“普通”のエンジンは「化学推進(化学エンジン)」と呼ばれるのだが、イオンエンジンの大きな特徴は燃費の良さ。化学推進に比べ、燃費を10倍以上向上させることも可能で、人工衛星や探査機のエンジンとして既に実用化されている。 東京大学 先端科学技術研究センターの小泉宏之准教授と次世代宇宙システム技術研究組合(NES
パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)社は、Tesla Motors(テスラ)のセダンタイプの電気自動車(EV)「Model S(モデルS)」向けに出荷したリチウムイオン電池セルの累計が、2013年6月中にも1億個を達成する見込みだと発表した。 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)社は2013年6月12日、Tesla Motors(テスラ)のセダンタイプの電気自動車(EV)「Model S(モデルS)」向けに出荷したリチウムイオン電池セルの累計が、6月中にも1億個を達成する見込みだと発表した。 モデルSは、2012年6月から米国市場での販売を開始。リチウムイオン電池パックの容量が85kWhで、満充電からの走行距離が300マイル(約482km)に達する車種を用意するなど注目を集めていた。2013年第1四半期(1~3月期)には、販売
火力発電は高効率で運用しやすいが、化石燃料を使うため、二酸化炭素を大量に排出するという欠点がある。二酸化炭素を大気中に放出しないようにする取り組みが必要だ。二酸化炭素の分離、回収、貯留(CCS:Carbon dioxide Capture and Storage)に関する制度や技術について紹介する。 火力発電は現在の日本の総発電量の約9割をまかなう重要な電源だ。火力発電にはさまざまな長所がある一方、欠点もある。短期的・中期的には燃料費が変動し、次第に高価になっていくことが大きい。長期的には運転時に二酸化炭素(CO2)を大量に排出することが課題だ。人為的に排出される二酸化炭素のうち、約4割が火力発電に由来する。 二酸化炭素の排出量を減らす取り組みでは国内に先進技術が集まっている。火力発電の中でも二酸化炭素の排出量が少ない天然ガス火力を優先することが第1だ。第2に火力発電の高効率化がある。効率
再生可能エネルギーの利用、発電、省エネ、需要の制御……これらは電力問題を解決し、より経済的な電力システムを作り上げるための重要な取り組みだ。今回はあまり顧みられることのない「送電」に注目し、超電導技術を使うとどこまで改善が可能なのかを紹介する。 電力にはさまざまな課題がある。その1つが、「輸送時」にロスが生じることだ。電線を使って送電すると、電気抵抗のためにどうしても損失が生じる。遠くに送電すればするほど電圧が下がり、電力が熱に変わってしまう。これがロスの正体だ。 送電ロスの悪影響は意外に大きい。20カ所の発電所があったとき、5%の送電ロスがあると、1カ所の発電が全く無駄になる計算だ。 送電ロスを減らすにはどうすればよいだろうか。幾つか方法がある。そもそも送電しなければよい。電力を消費するすぐそばで発電する「地産地消」は効果的だ。この他、電力ケーブルを太くして電気抵抗を下げる、電力を高圧に
電力は貯蔵できる、これがNAS電池のうたい文句だ。小型化にこそ向かないが、大容量で大出力のシステムを作りやすい。2011年の火災事故を受けて、出荷が途絶えていたが、このほど新規受注に成功。再生可能エネルギーとの組み合わせにも向くため、風力やメガソーラーが急速に伸びている国内にも適するだろう。 日本ガイシは2013年5月、NAS電池システムの供給に関して、イタリアの大手送電会社Ternaと基本契約に合意したと発表した。Ternaはイタリア南部*1)の複数箇所の変電所にNAS電池システムを分散設置する計画だ。Ternaによれば、欧州において電力系統に大容量蓄電池が導入される初の案件だという。 *1) イタリアでは2012年の太陽光発電による発電量が前年比72%増、風力発電が増34%増と拡大している。さらに、イタリア南部は人口1人当たりの太陽光発電システムの導入規模がドイツ南部やスペイン中央部、
都市ガスで発電し、お湯も得られるエネファーム。この考え方を最大限に拡張すると、排気ガスから発電するオートバイや自動車用の発電機になる。排気ガス中にわずかに残っている燃料を取り込み、燃料電池で発電する。さらに排気ガスと燃料電池の熱自体から電力を得るという発想だ。 自動車やオートバイでは燃費向上が強く求められている。ガソリン車ではエンジンの改良や車体の軽量化などが燃費向上技術の主流だ。 静岡県の自動車部品メーカーであるアツミテックの手法は異なる。エンジンの排ガスから電気エネルギーを取り出し、補助電源として利用するというものだ。自動車やオートバイではエンジンに専用の発電機(オルタネーター)を接続し、鉛蓄電池に充電、ライトなど車内のさまざまな機器が利用している。つまり、ガソリンが発電のために「無駄」になっており、その分だけ燃費が落ちている。排ガス発電はこのオルタネーターの代わりに役立つ。 同社が試
メタンハイドレートから天然ガスを生産する実験が愛知県沖で始まった。実験地点は、渥美半島から約80km、志摩半島から約50km。沿岸から200海里(約370km)内となり、資源開発を含む経済的主権が及ぶ排他的経済水域内だ。採取される天然ガスは、日本の資源となる。主成分はメタンで他の天然ガスと変わらないが、ここではメタンハイドレートから産出する天然ガスを「メタンハイドレート・ガス」と呼ぶ。メタンハイドレート・ガスにまつわる疑問を調べた。
This copy is for your personal, non-commercial use only. Distribution and use of this material are governed by our Subscriber Agreement and by copyright law. For non-personal use or to order multiple copies, please contact Dow Jones Reprints at 1-800-843-0008 or visit www.djreprints.com. http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324829004578272933366137440.html
正解: d.70℃程度 ミニ解説: 独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)の地熱資源研究グループによると、バイナリー発電は最低で70℃程度の温水があればできる。バイナリー発電機を製造販売している神戸製鋼所の見方も同じだ。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く