植物にも動物と同じような学習能力や記憶力があるとする研究結果が生態学の雑誌『Oecologia』に掲載された。研究に関わったのは、西オーストラリア大学進化生物学センターの研究チーム。 モニカ・ガガリアーノ博士を始めとする研究者たちは、ミモザの葉に断続的に水滴を垂らして刺激を与え、その反応を観察した。最初は、水滴の刺激を受けたミモザは葉をすぐに閉じていたが、継続しているうちに葉を閉じなくなることが分かった。これは、「水滴の刺激は自分に害がない」とミモザが判断し、葉を閉じなくなったのだと研究者たちは考えた。その後、数週間に同じ実験を繰り返した結果、ミモザが最初から葉を閉じなくなったことが観察された。これは、ミモザが習得した知識を記憶しているからだという。 「一寸の虫にも五分の魂」と言うが、「一寸の草にも三分の魂」があるのかもしれない。 (翻訳編集・岡山)
2005/10/1 ジャストシステムの「一太郎」「花子」に自社が保有する特許を侵害されたとして、松下電器産業が両ソフトの製造・販売の差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決が9月30日あった。知的財産高裁の篠原勝美裁判長は特許権侵害を認めた一審の東京地裁判決を取り消し、ジャスト側逆転勝訴の判決を言い渡した。ジャストは「非常に公正で妥当な判決。われわれの主張が全面的に通り、喜んでいる」とコメントした。 高裁判決で篠原裁判長は、松下が特許出願する前に刊行された海外の書籍などの内容を検討したうえで、「本件特許出願当時、ヘルプを得るためのアイコン、すなわち、機能説明を表示させる機能を実行させるアイコンも、既に公知の手段であったことが認められる」と指摘し、特許の“進歩性”を否定。 さらに松下の特許は「周知の技術事項に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本件発明に係る本件特許は、特
衆院の早期解散・総選挙の可能性をはらんで政局が緊迫するなか、日本共産党は総選挙のための供託金募金への協力を訴えています。供託金とはどんなものでしょうか――。(小林俊哉) ■自由な立候補を抑制 供託金とは、公職選挙法にもとづいて選挙に立候補する際に法務局にあずけるお金のことです。金額は各種選挙ごとに決まっており、衆院小選挙区で三百万円、比例代表で一人当たり六百万円にのぼります。一九九三年の公選法改悪で、それまでの一・五倍に引き上げられました。 選挙の結果、規定の得票率(衆院小選挙区では10%)に達しなかった場合には全額没収となります。 日本共産党は「世界的に例のない高額の供託金は、自由な立候補を抑制する反民主主義的なものです」と批判しています。 日本の供託金の金額は先進国と比較しても異常な突出ぶりです。国立国会図書館の調べでは、選挙供託金制度を設けているイギリスで十万円、カナダでも八万円にす
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