【メキシコ市=松島良尚】南米ボリビアの首都スクレで同国の百八十一周年独立記念日の六日、七月の選挙で選出された制憲議会の開会式が行われました。同議会発足を祝って、三十六の先住民による約三万人のパレードも実施されました。 あいさつに立ったモラレス大統領は、新憲法を通じ、「われわれはたんなる改革ではなく、ボリビアの再建をめざす」と強調。先住民らが差別され、一部特権層が支配する「植民地の暗黒の歴史を変えよう」と呼びかけました。 続いてガルシア副大統領が、制憲議会の課題として、(1)政治的不平等の克服と多民族国家の建設(2)地域共同体に基礎を置く統治(3)一次産品輸出から資源を活用する工業化への経済構造の変革(4)地方自治の拡充と国の団結―の四点をあげました。 制憲議会発足は、モラレス大統領の公約ですが、一九九〇年代初めから先住民や農民らの運動が目標に掲げ、社会運動が発展する中で国民的な要求になって
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く