米Gartnerはこのほど、06年の世界の企業向けデータベースソフト売上高は152億1370万ドルで、前年比14.2%増加したと発表した。米Microsoftが最も高い伸び(同28%増)を示し、シェアが17.4%(05年は15.6%)に拡大。順位は前年と同じ3位だったものの、存在感を高めている。 首位の米Oracleは同14.9%増。シェアはほぼ横ばいの47.1%(同46.8%)だった。2位の米IBMは同8.8%増で、ライバルより低い伸び。シェアは21.1%(同22.1%)に縮小した。04年時点ではMicrosoftのシェアは13.9%だった。同社はこの分野ではOracleやIBMを追いかける立場だが、じりじりと勢力を拡大している。 一方、OS別のシェアは、UNIXが34.8%、Windowsが34.5%、Linuxが15.5%。伸び率はLinux(前年比67%増)が最も大きく、本格的な企
今回はソフトウエア設計に登場するパターンをまとめたものである「デザイン・パターン」について学びましょう。ソフトウエア設計において適切なデザイン・パターンをカタログから選び出すことで,複雑なプログラムでも効率良く設計できるようになります。 デザイン・パターンは設計上繰り返し登場するパターンを指すプログラミング用語です。元々は建築においてさまざまな建築物や街のデザインに共通して用いられる意匠や構成の組み合わせを意味するために使われていました。建築界においても,比較的近年になって使われ始めた言葉です。デザイン・パターンという考え方はChristopher Alexander氏が著書『The Timeless Way of Building』(Oxford University Press,1979)の中で初めて紹介したのだそうです。 通常,建築物は一つひとつ設計が異なり,また用途や建築条件などの
Lesson1はIPの全体像を確認することから始めよう。 IPは「internet protocol」の略で,プロトコルの一種である。その目的は,いくつものネットワークを通じてつながっているコンピュータの間で,アプリケーションのデータをやりとりすることだ。 IPの仕様は「IETF」という標準化団体が決めている。1978年に作られた「IPv4」と1995年に作られた「IPv6」がある。今回は,現在主に使われているIPv4を中心に話を進めていく。 IPは,場所やアプリケーションの種類を問わず,あらゆるシーンで活躍している。 場所を見ると,インターネットをはじめとして,家庭や企業のLAN,IP電話事業者,通信事業者のネットワークなど,いたるところでIPが使われている。アプリケーションに目を移すと,一般になじみのあるWebや電子メールのほか,IP電話や映像配信など,従来は別のプロトコルで実現してい
ITエンジニアの皆さんなら,一度は「情報工学」を学んだことがあるかもしれない。しかし,その知識をしっかり身に付けている人は少ないのではないだろうか。本連載では,プロフェッショナルの必須知識と言える情報工学の様々な理論について解説していく。 毎日の仕事に追われていると,ついITの原理原則を忘れがちになるものだ。何事にも言えることだが,基礎を理解してこそ,初めて応用ができるのである。そこでこの連載では,ITの根幹を成す学問体系である「情報工学」を解説していく。おそらく学生時代や入社時の研修で習った方も多いとは思うが,この機会に復習していただきたい。必ず新たな発見があるはずだ。 第1回はアルゴリズムの「計算量理論」を取り上げる。計算量理論とは,一見してつかみどころのないアルゴリズムを定量的に把握し,その良し悪しを評価する考え方である。 規則数と適用回数に着目する アルゴリズム(Algorithm
HN-VA40Sのうち、LAN端子が4つあるアダプター。背面にLAN端子があり、パソコンやプリンター、セットトップボックスなど複数の機器を接続できる シャープは2007年6月25日、「HomePlug AV 1.1」に準拠した電力線通信(PLC)アダプター「HN-VA40S」と「HN-VA10S」を8月24日に発売すると発表した。HN-VA40SはLAN端子を1つ備えたアダプターとLAN端子を4つ備えたアダプターのセットで、実売想定価格は2万4000円前後。HN-VA10SはLAN端子を1つ備えたアダプター2台のセットで実売想定価格は2万円前後。実効速度はいずれも最大約85Mbpsで、通信はAES128ビットで暗号化する。 HN-VA40SとHN-VA10Sが準拠しているHomePlug AV規格は、3つあるPLC規格のうちの1つで、業界団体のHomePlug Powerline Alli
2007/06/25 HMVジャパンは2006年10月末に同社オンラインショップ「hmv.co.jp」の検索機能を刷新した。システム導入を担当した同社のE-Commerce システム部 マネージャーの西王地清訓氏は、「まず検索するというユーザーの行動スタイルに対応した」とサイト内検索の重要性を語る。在庫がある商品でも、検索エンジンでヒットしないと、存在しないのと同じ――という状況がある。 HMVジャパンが導入したのは住友電工情報システムの全文検索エンジン「QuickSolution」。hmv.co.jpは以前、HMVの英国本社Webサイトが採用する米ディーゼルポイントの検索エンジンを導入していたが、「英語での検索は優れていたが、日本語に弱かった」「インデックスを作り直すたびにインデックスが肥大化する」などの問題があり、刷新を検討していた。Googleなど検索サイトの普及で、ユーザーはWeb
大量の記録漏れが、国民の年金不信を増幅している。なぜこのような失態が相次ぎ、放置されてきたのか。該当者不明の年金記録〈5000万件〉の背景に迫った。 ◇ 「コンピューターへの年金記録の入力作業は、主婦など素人のアルバイトに任せていた」。東京都内の社会保険事務所に勤務していた元職員(63)は、記録漏れを引き起こした電子化作業について、こう証言した。 社会保険庁には、誰のものかわからない保険料納付記録が約5000万件もある。中には、氏名や生年月日などの入力ミスが大量に含まれている。「業務量が膨大なので、職員の対応には限界があった」。元職員はそう語ったが、作業を外部業者に委託したケースもあるなど、社保庁側の管理監督も不十分だった。記録漏れの原因が、アルバイト任せのずさんな作業にあったことは間違いない。 年金記録の電子化は、1970年代から本格化。古い手書きの納付記録にある振り仮名なしの漢字の氏名
年金記録漏れ問題をめぐり、「該当者不明の記録が約5000万件」などのデータが明らかになっている。さまざまな数字が次々に出てくるため、問題の全体像がわかりにくい。これまでどんなことが判明したのか、政府・与党の対策はどこまで実効性があるのかなどをまとめた。 5000万件 基礎番号と結びつかない 最も重要な数字は、誰のものかわからなくなっている保険料納付記録「約5000万件」だ。 社会保険庁は1997年1月、基礎年金番号を導入し、個々の加入者と受給者に番号を一つずつ割り当てた。その件数は現在、約1億件にのぼる。転職したり結婚で姓が変わったりしても番号は変わらないので、老後に漏れなく年金を受給できる仕組みだ。 だが、96年以前には転職、結婚、転居などをきっかけに、別の年金番号が付けられるケースが多かった。こうした過去の保険料納付記録は、年金の受給が始まる時点などに本人が申請し、基礎年金番号に統合し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く