三菱東京UFJ銀行は15日、首都圏を中心に、旧UFJ銀行の115店を新システムに切り替えた。同行によると、特にトラブルはなく、システムは順調に稼働した。2006年1月に合併した旧東京三菱銀行と旧UFJとのシステム統合で、段階的に進めた一連の作業は今回で完了した。旧両行の支店ごとで異なっていたサービスなどが統一され、顧客の利便性が向上する。 今年5月、旧東京三菱約250店の新システム一斉移行の際には、提携先のセブン銀行のATMなどで障害が発生した。このため、7月以降は、旧UFJ約420店を対象に、5回に分けて作業した。 三菱UFJ銀は、今回の作業に伴い、一時的に全国約670店でATMの利用を全面休止した。提携先の金融機関やコンビニのATMでも、同行のキャッシュカードを使った現金引き出しなどをできなくした。