だが日本に戻ることを決断した今、あこがれの対象は、Googleから任天堂に変わった。任天堂があったからこそ、日本に戻ろうと決断できた。あこがれより少し近い「ロールモデル」。目標としたい会社だ。 Googleは、高学歴なエンジニアを集めた国際的な米国企業。日本の企業がまねできるかというと、おそらく難しいだろう。だが任天堂は、日本の京都でものづくりをし、世界を熱狂させている。技術者トップが率いる組織に面白い人たちが集まり、これまでのゲームの概念をくつがえすようなハードやソフトを組織的に作り、世界中を楽しませている。 世界に通じる「本当に面白いもの」は、米国でなくても、Googleのような会社でなくても作れるということを、任天堂は、日本の京都で、証明してくれたのだ。 京都に移ったことのマイナス面はほとんどなかったと話す。東京で行われる技術勉強会も、ネット経由でログを見られるから十分。社内のメンバ
検索エンジンには大きく分けて2種類あり、1つがGoogleに代表されるロボット型検索エンジンで、ネットのあちこちにあるページをボットと呼ばれるクローラーがかき集めてきてある一定の法則やルール、計算式やアルゴリズムに基づいて並び替え、最適な検索結果を表示するというものです。そしてもう1つがかつてYahoo!がメインの検索方法として採用していたディレクトリ型検索エンジンで、人力で「このカテゴリならこのサイトがオススメだ!」というものをまとめ、それらの中から検索結果を返すというものです。いわば「量」のロボット型検索エンジンに対して、「質」を重視するのがディレクトリ型検索エンジンという感じになります。 しかしいまや時代の主流はすっかりロボット型検索エンジンとなっており、ディレクトリ型検索エンジンなど見たことも聞いたこともないユーザーの方が圧倒的に多いはず。それに人力でかき集めてくるデータなどたかが
Special Interview スペシャルインタビュー エイサーCEO ジャンフランコ・ランチ エイサーはモバイルで世界一になる 現在、世界2位のシェアを持つグローバルPCメーカーであるエイサー。 同社CEOのジャンフランコ・ランチは、モバイルの分野において 早々にも首位の座を奪取することを宣言した。 一体、その自信はどこから来るのか。エイサーの成長戦略の秘密を探った。 現在、世界2位のシェアを持つグローバルPCメーカーであるエイサー。 同社CEOのジャンフランコ・ランチは、モバイルの分野において 早々にも首位の座を奪取することを宣言した。 一体、その自信はどこから来るのか。エイサーの成長戦略の秘密を探った。 世界で最も勢いのあるPCメーカー、それが今のエイサーだ。2009年第3四半期(7〜9月)のPC世界市場出荷台数シェアでデルを抜き去り、首位のヒューレット・パッカードに肉薄し
任天堂の各ホームページで展開している、さまざまなプロジェクトの経緯や背景を社長(当時)の岩田聡が開発スタッフに訊くインタビュー企画「社長が訊く」へのリンク集です。 Wii U 『Splatoon(スプラトゥーン)』 (2015年5月21日公開) 『XenobladeX(ゼノブレイドクロス)』 (2015年4月28日公開) 「フィットメーター」 (2013年12月6日公開) 『スーパーマリオ 3Dワールド』 (2013年11月14日公開) 『Wii Sports Club』 (2013年10月29日公開) 『ゼルダの伝説 風のタクト HD』 (2013年9月18日公開) 『The Wonderful 101』 (2013年8月11日公開) 『New スーパールイージ U』 (2013年7月4日公開) 『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』 (2013年3月29日公開) 『ゲー
岩田聡・任天堂社長――日本人が面白いと思うものは世界で見ても「面白い」!(1) - 09/05/18 | 06:00 生活や学習分野など、従来のゲーム機の範疇を飛び越えた領域をひた走る任天堂は、“遊び”の革命児である。 携帯型ゲーム機「DS」は上下二つの液晶ディスプレーを備え、タッチペンによる書き込みでゲームをプレーする。据え置き型ゲーム機「Wii」はコントローラーを片手で振ったり動かしたりするだけで遊べる。どちらもわかりやすさを追求し、団塊世代のビジネスマンや主婦など、これまでゲームとは縁遠かった層の心をもつかんだ。 自社ソフトにも独自色が染み込む。簡単な数式などに答えていく「脳を鍛える大人のDSトレーニング」(脳トレ)は国内外で大ブレーク。 バランスボードで体を動かす健康管理ソフト 「Wii Fit」は、欧米で店頭から品物がなくなるほどの人気だ。 任天堂はなぜ、ヒットを連発する
任天堂 代表取締役社長 岩田 聡 1959年、北海道生まれ。82年東京工業大学工学部卒業後、ハル研究所に入社。93年同社代表取締役社長。2000年任天堂入社、取締役経営企画室長に就任。02年同社代表取締役社長。 この20年間、ゲームはより豪華に高度に複雑にと性能の量的拡大を追求し、その都度ファンに受け入れられるという良循環で回り、業界もその成功体験にどっぷり浸かってきました。熱心なゲームファンは声も大きく、より高性能化を要求し、われわれもそれに応える。結果、ゲームは遊ぶのに非常に時間とエネルギーを要するものになってしまった。熱狂するファンがいる一方で実は声を出さずに静かに立ち去った人たちが多いのではないか。実際、ソフトの出荷額は97年をピークに下降線をたどっていました。 任天堂も01年発売の『ゲームキューブ』までは高性能化を突き進みました。しかしソフト開発のコストは膨れ上がる一方なのに売
「このサイト、知ってますか」――はてなの近藤淳也社長は、街を歩く人に声をかけ、同社のサイトを見せながらこんなふうに聞いて回った。そして愕然(がくぜん)としたという。 「誰もはてなを知らないんですよ。かろうじて人力検索を知っている人がいるくらい。街でたまたまはてなユーザーに会う、なんてことはあり得ない」 はてなの登録ユーザー数は約90万人、月間ページビューは7000万強。ユーザー数は、はてなより後にサービスインした「mixi」や「ニコニコ動画」の10分の1以下だ。 Web2.0ブームのころ。近藤社長は「ナナロク世代」の代表格とされ、はてなは「日本のGoogle」ともてはやされた。だが規模と知名度はGoogleに遠く及ばず、ユーザー数で後発に抜き去られた。 目標は変わらない。「世界に通じるサービスを作りたい」。だがそのためのルート選びで、少し回り道――技術者ルート――を採ってしまったと感じてい
世界的な消費減退と円高の打撃を受け、2008年度業績が急激に悪化する見通しのソニー。国内外1万6000人の削減と工場集約、投資見直しを柱とするエレクトロニクス事業の立て直し策を決めた中鉢良治社長が回復への展望を語った。 ――大規模リストラを伴う厳しい立て直し策となった。 急激な需要減と為替によって低下した収益力を立て直し、グローバルな企業と競争するにはどうしたらよいか考えた結果だ。そのためには運転資金の効率を上げ、損益分岐点を下げるしかない。これまでは、固定費を十分に下げないままに拡大路線をとってきた感があり、秋以降に急激に需要が落ちてそれが露呈した。今後も急激な(需要と為替の)回復が期待できない以上、当面はスリムダウンが必要と判断した。 ――投資見直しでは、シャープとの液晶パネル生産合弁も対象か。需要見通しが厳しく、出資比率の引き下げも検討できたのではないか。 それは仮定の話でもあり
はてなの組織としての魅力には、社長・近藤淳也氏のパーソナリティが色濃く反映されていると言われる。前編では、起業までの軌跡を追った。「やりたいことをやる」を貫き通した学生時代から、起業を決断したターニングポイントはどこにあったか?(聞き手は弊社社長 田中良和) 近藤 淳也(こんどう じゅんや)氏 プロフィール 1975年生まれ。2000年京都大学大学院を中退後、カメラマンを経て、2001年7月「有限会社はてな」を設立。2004年春、株式会社化ならびに東京移転。初の著書『「へんな会社」のつくり方』は、2月13日発売。 近藤さんのGREEのプロフィールを見る 「人生、何でもあり」を実感したアメリカ横断 田中:会社を作るような人は初めから使命感やビジョンのままに生きて来たに違いないという固定観念があると思いますが、多くの場合、そんなことはないと思います。実際、僕自身も学生の頃の「将来的にやりたい
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2006年のソニーは、多くのニュースに登場したが、ほとんどの場合は嫌な役回りだった。 エレクトロニクス界の大手企業であるソニーは、大量のノートPC用バッテリーをリコールする羽目に陥った。待望のPLAYSTATION 3(PS3)も発売されたが、初期出荷台数は予定を大幅に下回った。Blu-ray DiscとHD DVDの戦いは、次世代高品位プレイヤーの売り上げを阻害している。ソニーはフラットパネルテレビ市場では弾みをつけているが、業界全体が激しい価格競争を経験している状況だ。 ソニーの最高経営責任者(CEO)であり、イギリスの叙勲制度でKnights Bachelorというナイトの称号を持つHoward Stringer氏は、手一杯の状況だ。しかし、テレビ局のCBSでキャリアを積んだ経験をもつ同氏は、2007年1月にラスベガスで開催されたConsumer Electronics Showで、
--コンテンツは、現在は無料です。将来は有料コンテンツが出てくるかも知れません。 Stringer:世の中に無料のものはありません。これはわれわれにとっては無料ではありません。スタジオで作られた映画を、例えばわれわれがやったようにBlu-ray Discで提供したとしたら、誰かが対価を払わなくてはなりません。今回は、投資として行いました。われわれは、コンテンツをハードウェア製品の成功を後押しするために使います。繰り返しになりますが、これは、3、4年前にはできなかったことでした。 --IPTVが放送局に与える影響はなんでしょう。どういうトラブルが起きるか挙げられますか。 Stringer:それは難しい問題ですね。コンテンツは、あらゆる方向から、あらゆるデバイスでユーザーに届きます。すべての無線LANを備えたデバイスは、なんらかの種類のコンテンツを配信できます。まず顧客が何が便利かを決めなけれ
2006年のソニーは、多くのニュースに登場したが、ほとんどの場合は嫌な役回りだった。 エレクトロニクス界の大手企業であるソニーは、大量のノートPC用バッテリーをリコールする羽目に陥った。待望のPLAYSTATION 3(PS3)も発売されたが、初期出荷台数は予定を大幅に下回った。Blu-ray DiscとHD DVDの戦いは、次世代高品位プレイヤーの売り上げを阻害している。ソニーはフラットパネルテレビ市場では弾みをつけているが、業界全体が激しい価格競争を経験している状況だ。 ソニーの最高経営責任者(CEO)であり、イギリスの叙勲制度でKnights Bachelorというナイトの称号を持つHoward Stringer氏は、手一杯の状況だ。しかし、テレビ局のCBSでキャリアを積んだ経験をもつ同氏は、2007年1月にラスベガスで開催されたConsumer Electronics Showで、
1月19日、米QualcommのCEOであるポール・ジェイコブス博士が来日したことに合わせ、クアルコムは記者懇親会を行った。 ジェイコブス氏は、Qualcommの創業者であるアーウィン・マーク・ジェイコブス氏の息子である(2005年3月9日の記事参照)。クアルコムジャパン会長の松本徹三氏は、ジェイコブス氏を「BREWのコンセプトとMedia FLOのコンセプトを産みだし、推進した父」と紹介した。 ジェイコブス氏は冒頭で「私は米国でVerizon Wirelessのネットワークを利用している。普段利用しているSIMカードを欧州に持っていき、Samsungの端末に差し替えただけで利用できた。日本に来ても、端末はそのままでボーダフォンのネットワークを利用し、北米での電話番号をそのまま使うことができる。cdma2000でもできなかったし、日本ではGSMのサービスがされなかったから、GSMでも無理だ
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