2億年以上も前から、その形を変えることなく現在まで生き続けている「カブトガニ」。『生きる化石』とも呼ばれているこのカブトガニは、我々人類にとって欠かせない存在となっていると言われています。 そのカブトガニから採取されるあるものが、人間の医療現場で大いに貢献しているというのです。 それが、カブトガニの「青い血液」です。 thumbnail photo by Hakaimagazine 薬品の細菌検査に欠かせない青い血液 カブトガニの青い血液は、細菌汚染試験に利用されており、私たちの医療現場で多くの命を救い続けています。 カブトガニの血液には、珍しい特徴が2点あります。 1つ目は、カブトガニが体内に酸素を循環させるうえで、ヘモグロビンに含まれる「鉄」の代わりに「銅」を利用しており、そのため血液が青色をしているのです。 photo by Hakaimagazine 他の生物にも、タコやイカ、ダン