2017.06.09 左翼の「組織の囚われ人」哀れ:中核派・大坂正明、46年の格子なき牢獄の果てに カテゴリ:社会 46年間も何を考えて逃亡し続けたのだろうか、そしてこの間、彼に安らぎの時はあったのだろうか? 寝ていても、夜中にうなされて飛び起きたことが一再ならずあったに違いない。 ◎手配写真とあまりにも違って 警視庁に7日逮捕された中核派活動家、大坂正明容疑者(67歳)のことである。1971年に起こった渋谷暴動で、警備の警察官を火炎ビンで焼殺した大坂は、警視庁から指名手配されると、中核派組織に匿われて全国を転々と逃げ続けた。 しかしついに、5月18日、大阪府警が広島市の中核派のアジトを家宅捜索した際、公務執行妨害で潜んでいたところを逮捕され、逃亡劇に幕が下りた。 しかし46年もたっていたため手配写真(写真)とあまりにも違っていて、それまでDNA鑑定などで捜査当局は慎重に調べていた。ちなみ