現代においてアマプロ戦といえば、朝日杯将棋オープン戦をはじめとして多くの棋戦にアマも出られるから、アマの代表対プロとの平手戦、というのが通常になっている。 しかし一方で、昔ながらのトップ棋士とアマとの駒落ち戦を続けているイベントもある。それが今回紹介する、将棋公開模範対局だ。 静岡新聞社と山梨日日新聞社は、共催で時の名人を呼び、両県の県代表との大駒落ち戦を行う企画を、昭和37(1962)年から続けている。60年以上続く企画だ。 会場は1年おきに静岡と山梨で行い、今年は山梨の当番。対局日となった11月5日は、全冠制覇ホヤホヤの藤井聡太八冠の初登場とあって、観戦希望の応募は10倍。号外も出たほどだった。 手合いのルールは、初の県代表は飛車落ちから始まり、通算2勝すると角落ちに昇格というもの。角落ちで2勝以上したときのルールは未定だ。
![【勝負師たちの系譜】藤井名人〝こんな強い人と飛車落ちはひどい〟の表情 驚き「将棋公開模範対局」60年超続くトップ棋士対アマの駒落ち戦(1/2ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7fba20c38bf9e40f058c3c7b074b2427f0d64f37/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FagRaFw2N0gC0M4xXcdZocQXN4tc%3D%2F1200x630%2Ffilters%3Afocal%28264x524%3A274x534%29%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FQQQ3YALF7ZIJRI5G66ETLKMBN4.jpg)