将棋の家元・伊藤家の末裔は「将棋にまったく興味なかった」 ライフ・マネーFLASH編集部 記事投稿日:2018.05.19 11:00 最終更新日:2018.05.19 12:46 かつて、将棋の名人位は世襲だった。慶長17年(1612年)に幕府が俸禄を与えたことから家元制となり、“名人” の称号が生まれた。 初代は、一世名人・大橋宗桂。明治に入り、家元制度がなくなるまで、世襲制による11人の名人が襲位した。 4人の名人を輩出した大橋家。二世名人・大橋宗古の娘婿である三世名人・伊藤宗看が興し、5人の名人を出した伊藤家。2人の名人を生むが、明治期に途絶えた大橋分家。 この三家から、代々名人が選ばれていた。 静岡県在住の井岡伸行さん(67)は、八世名人・九代目大橋宗桂の曾孫の曾孫だ。 「曾祖父の四女が、私の祖母です。私は脱サラして、29歳から飲食店を営んでいます。将棋は一切やりません。大橋家の