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山本義隆とreviewに関するwhaleboneのブックマーク (17)

  • Amazon.co.jp: 近代日本一五〇年――科学技術総力戦体制の破綻 (岩波新書): 山本義隆: 本

    Amazon.co.jp: 近代日本一五〇年――科学技術総力戦体制の破綻 (岩波新書): 山本義隆: 本
  • 感想文:近代日本一五〇年――科学技術総力戦体制の破綻 (山本義隆) - Going Faraway

    確固たるエネルギー観に裏打ちされた、重厚な日文明論。幕末の「黒船」到来から、平成の「福島」の原発事故までを俯瞰し、日の歪んだ「科学技術立国」観に対して見直しを迫る名著だった。 近代日一五〇年――科学技術総力戦体制の破綻 (岩波新書) 作者: 山義隆 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2018/01/20 メディア: 新書 この商品を含むブログ (7件) を見る 著者の山義隆氏を初めて知ったのは、私が受験生の頃でした。その頃は、硬派な物理の参考書を書く駿台講師としてしか認識していなかったけど、実は1960年代の東大物理学科の在学中に東大全共闘議長を務め、その後は在野で科学史の研究を続けているという特異な経歴を持った方です。 経歴から想像できる通り、日の科学技術に対する著者の見方は極めてシビアです。明治以降日の科学技術の受容においては、その裏にある思想を欠いたまま、生産力増

  • 山本義隆の本(その2)

    義隆で検索したものが他にもある。そう、2ちゃんねるだ。 「82 :ご冗談でしょう?名無しさん :03/12/31 12:23 ID:fXUMB7Bf 扱っている対象が違うということだと思うのだが.「重力と力学的世界」と「古典力学の形成」は表題通り力学がテーマ.「熱学思想の史的展開」は熱力学(あえて統計力学は扱っていないとのこと). 「重力と力学的世界」と「古典力学の形成」はテーマが重なっているけど... 前者は題名にもあるように重力(万有引力)という概念がどのように形成されてきたのかを詳しく扱っている.ただ,論理の展開は現代の力学の表記を使って解説してある. 後者は「プリンキピア」をかなり突っ込んで読み込んでいる.中身の定理の証明とかね.あとNewtonの人格なんかも批評.w あと解析力学についてもLagrangeの原著をかなり突っ込んで扱っているかな. 83 :ご冗談でしょう?名無し

  • 『私の1960年代』 山本義隆 - marginalia

    義隆という名前を聞いて、ああ、と思い出す人は世代的に限られているだろう。在野の物理学者として、素人にもよく分かる物理学の歴史を説いた良書の筆者として知られているが、東大全共闘のリーダーとして、当時新聞紙上を騒がしていた名前である。東大安田講堂をめぐる機動隊との攻防は、一月の寒い日だったので、放水車が大量の水を浴びせるテレビ画面を、こたつの中に手まで入れながら、い入るように見ていたのを覚えている。もちろん、学生側を応援していたのだ。 その山氏が『私の1960年代』というを出した。それまで、東大闘争について語ることを自ら禁じていたのか、市井の一学徒として主に科学に関するしか書いてこなかったと記憶している。敗軍の将、兵を語らず、の心境でもないだろうが、ひとつの見識ではあると思ってきた。その人が何故今頃になって、過去を語ろうとするのか、と疑問に思い手にとった次第である。 ここには二人の

    『私の1960年代』 山本義隆 - marginalia
  • Amazon.co.jp: 私の1960年代: 山本義隆: 本

    Amazon.co.jp: 私の1960年代: 山本義隆: 本
  • 科学技術政策の100年/私の1960年代(山本義隆) - 見もの・読みもの日記

    昨年2014年10月に行われた講演を下敷きにしたもの。講演のあと、雑誌『週刊金曜日』から活字にしないかと誘われて、加筆して書となった。以上の経緯は「2015年8月 2015年安保闘争の渦中で」と付記された「はじめに」に書かれている。 著者は1941年生まれ。1960年に東京大学に入学し、安保闘争を経験した。1962年、物理学科に進学し、大学管理法(大管法)闘争に遭遇する。大学院に進み、素粒子論の研究をしながら、ベトナム反戦運動にかかわる。1968年1月、医学部の研修医制度をめぐって東大闘争が始まり、6月、安田講堂が占拠される。講堂の雑用係をしていた著者は、10月、「東大全共闘代表」に選出される。69年1月、機動隊によって安田講堂バリケードは解除され、9月に著者は逮捕される。70年10月に保釈され、71年3月に再逮捕。再保釈後は大学に戻らず、零細なソフトウェア会社を経て、予備校の仕事をしな

    科学技術政策の100年/私の1960年代(山本義隆) - 見もの・読みもの日記
    whalebone
    whalebone 2015/11/06
    『文部省科学研究費(通称、科研費)というのが、1938年(昭和13年)生産力と戦力の増強を図り、経済と軍事の要請に応えるために創設された』
  • SEALDs時代に「情けない思いでいっぱい」と語る全共闘元代表

    安保闘争の経験を初めて語り、現代へのメッセージを込めた『私の1960年代』は全共闘世代のイメージを覆す一冊 『私の1960年代』(山義隆著、金曜日)は、1960年に東京大学に入学した著者が「山崎プロジェクト(10・8山﨑博昭プロジェクト)」の活動の一環として2014年10月4日に行った講演「私の一九六〇年代――樺美智子・山﨑博昭追悼――」の内容に加筆したものである。ちなみに山﨑プロジェクトとは、1967年10月8日の羽田闘争の際、機動隊と衝突して命を落とした京大生、山﨑博昭氏を追悼するものだという。 著者は科学史家で、東大闘争全学共闘会議の元代表である。これまで全共闘時代の経験については一切語らず、取材にも応じなかったそうだが、書には、1960年の安保闘争から、ベトナム反戦闘争、1970年の安保闘争、果ては科学技術や原発についての考え方までが、実体験に基づいて克明に語られている。 私の

    SEALDs時代に「情けない思いでいっぱい」と語る全共闘元代表
  • 山本義隆「世界の見方の転換」書評 近代科学が開いた「無限成長」への道|好書好日

    世界の見方の転換 [著]山義隆 経済学を専門とする評者が、なぜ近代科学の道を開いたコペルニクスやケプラーらを扱った書を取り上げるのか。2001年の9・11(米国同時多発テロ)や11年の3・11による東京電力福島第一原発事故に象徴されるように、21世紀は近代システム自体が綻(ほころ)びを見せていると評者は考え、近代成立の原点を理解しない限り、将来を思索できないと思ったからである。 F・ブローデルの提唱した「長い16世紀」(1450〜1640年)には、ルネサンス、宗教改革、大航海、17世紀科学革命など、数々の歴史的大事件が起こっている。しかし、近代の幕開けに際して、これらの関連づけが評者にはいま一つ不明だったが、書を読んでそれらの関連性が明確に理解できた。 キリスト教とアリストテレス自然学で強固に武装された中世の観念を打破するには、近代科学の誕生が不可欠だった。「ルネサンスのパラドックス

    山本義隆「世界の見方の転換」書評 近代科学が開いた「無限成長」への道|好書好日
  • 山本『熱学思想の史的展開』(2008-2009)

    義隆 『熱学思想の史的展開:熱とエントロピー(1, 2, 3)』(ちくま学芸文庫) 東京:筑摩書房,2008-2009年. [1987年に現代数学社より出版されたの文庫化(事実上の第二版).] 1987年に出された単行が、このたび文庫版として出版された。 と言っても単に文庫になっただけではなく、いくつかの節が追加されたり新たに文献を参照したりといった変更点が随所にあり、事実上の第二版と言える内容になっている。 文庫で全三巻、計1,200頁を越える長編であり、取り上げられている文献も一次史料・二次文献ともに非常に豊富である。 これだけの文献を当たって一つのにまとめてくる著者の力量には、毎度のことながら感心してしまう。 だがそれにもかかわらず――あるいはまさにその故に――、書をどのように評価するべきかはなかなか難しい。 それは一つには書全体を貫く主題が不在であるという点に、そして

  • 熱学思想の史的展開〈2〉:山本義隆 - とね日記

    理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。 量子テレポーテーションや超弦理論の理解を目指して勉強を続けています! 「熱学思想の史的展開〈2〉:山義隆」(Kindle版) 内容(「BOOK」データベースより) カルノー28歳、わずか1篇の論文『火の動力』で、熱力学の基礎を確立した。イギリスに誕生した蒸気機関は、フランスで効率改良の理論研究が進められ、彼は熱の生む動力の絶対的な制約を見いだす。だがその理論は巨視的自然の究極の真理に触れるラディカルなもので、技術者にも物理学者にも受け入れられることなく長く埋もれる運命となる。第2巻は、熱力学草創期。熱素説の形成と崩壊、そして熱力学第1法則、エネルギー原理の確立と進む。さらに議論は熱力学第2法則とエントロピー概念の形成へとのぼりつめていく。欧米にも類書のない広がりと深さに裏づけられた、迫力ある科学史。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    熱学思想の史的展開〈2〉:山本義隆 - とね日記
  • 投稿エッセー:シモン・ステヴィン(1548-1620)さん、ごめんなさい。

    湘南科学史懇話会 Social Gathering for the History of Science in Shonan, Japan 投稿エッセー:シモン・ステヴィン(1548-1620)さん、ごめんなさい。 猪野修治(湘南科学史懇話会代表) 誌のほとんどの読者は物理教育の専門家ですから、科学革命の先駆者・創始者といえば、ほとんどの方々はガリレオやニュートンを思い浮かべるでしょう。特に物理教育の原点ともいうべき力学の勉強では、なにをおいても真っ先に、ガリレオの晩年の著作『新科学対話』(1638)の内実を解きほぐし、その質を噛み砕いて教えるのを常とします。私も例にもれず、何十年も書を読み込み勉強もしてきたのですが、引退した現在の時点で振り返ってみますと、それでも、教育現場の最前線にいるときには、てっとりばやく、その質を理解し、現在の視点からその果実だけを取り入れるだけでせいいっ

  • 山本『熱学思想の史的展開』

    1987年に出された単行が、このたび文庫版として出版された。 と言っても単に文庫になっただけではなく、いくつかの節が追加されたり新たに文献を参照したりといった変更点が随所にあり、事実上の第二版と言える内容になっている。 文庫で全三巻、計1,200頁を越える長編であり、取り上げられている文献も一次史料・二次文献ともに非常に豊富である。 これだけの文献を当たって一つのにまとめてくる著者の力量には、毎度のことながら感心してしまう。 だがそれにもかかわらず――あるいはまさにその故に――、書をどのように評価するべきかはなかなか難しい。 それは一つには書全体を貫く主題が不在であるという点に、そしてもう一つにはこれが職の科学史家によって書かれた著作ではないという事実によっている。 熱量学から熱力学へ 書は、主に18世紀と19世紀を中心として、熱をめぐる自然科学(自然哲学)の発展をたどったもの

  • 山本『古典力学の形成』

    名称が歴史を反映していないという事例は科学史に数多くあるが、その典型とも言えるのが「ニュートン力学」である。今日「ニュートン力学」と聞けば、大学で物理学を学んだことのある人であれば誰しも、運動方程式を立ててそれを数学的に解くことによって物体の運動を求めるという手続きを思い起こすだろう。そして多くの人は、そういった方法がニュートンによって完成あるいは発明されたと思っているに違いない。ところが実際の歴史を見てみると、このイメージがまったくの誤りであることがわかる。力学理論の発展という観点から見るならば、古典力学はニュートンに引き続く一世紀のあいだに作り上げられたと言えるのである。 書はこの、ニュートンの『プリンキピア』(1687)からラグランジュの『解析力学』(1788)まで――ほぼちょうど百年――の力学理論の歴史を辿っている。1960年代以降の科学史の研究成果を基にした内容であり、どちらか

  • Sightsong: 山本義隆『熱学思想の史的展開 2』

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    whalebone
    whalebone 2012/07/01
    『事実の発見には、なにがしかの理論的立場を必要とする。また後に新しいパラダイムが受容されたときには、同一の事実がそれまでとは異なる意味を帯びるようになる』
  • イースタリー『経済学者、南の貧困と闘う』

     朝日新聞書評 2003/07-09 ケーガン『ネオコンの論理』(光文社) 現在のアメリカ外交での支配的な考え方をまとめた好著。唯一の欠点は、これでも長すぎることかな。内容は簡単至極。要するにアメリカは軍事的に圧倒的に強いから戦争をする。ヨーロッパが反戦を唱えるのは、軍事力が弱くて実力行使ができないが故のひがみだ、ということ。おしまい。 特に実証的なではない。だがこの思想に依れば、アメリカのアフガン攻撃やイラク攻撃が一応は明快に説明できる。どうしてアメリカは、国際的な反感を承知で強引な手に出るのか? それは、アメリカが軍事的に強くて他の連中の反感など気にしなくていいから、という話だ。 『ネオコンの論理』という邦題は秀逸。これは現在のアメリカ上層部で支配的だとされるネオコン(新保守主義)の思想だ。ただし中身には「ネオコン」ということばは登場しないし、その説明もない。ネオコン自体の詳細な系

    whalebone
    whalebone 2011/12/28
    『科学は魔法を切り捨てたのではない。むしろ科学は魔法の直系の末裔なのだ』
  • 山本義隆『福島の原発事故をめぐって』: 目新しい知見はなく、洞察も独自性はない感情論 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    福島の原発事故をめぐって―― いくつか学び考えたこと 作者: 山義隆出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/08/25メディア: 単行購入: 10人 クリック: 372回この商品を含むブログ (35件) を見る 献してもらった。昔、「磁力と重力」の売り上げに貢献したからだと思う。 山義隆が福島の原発事故をめぐって書いたすごく短い。それが経験則にもとづかない科学理論だけを過信したもので、産業としても批判がなく、政治的に癒着してあれこれで原子力村で、うんたらかんたらで人間は原子力をコントロールすることはできない、という話。 おっしゃることはわかるが、別に目新しい話ではない。結論も、田崎さんが自分のウェブページで述べていた感想といっしょ。買って読む価値はない。資主義の危機からニューディール政策を経てマンハッタン計画から原子力推進という流れで、ここぞとばかり資主義批判につ

    山本義隆『福島の原発事故をめぐって』: 目新しい知見はなく、洞察も独自性はない感情論 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 『福島の原発事故をめぐって』 - Arisanのノート

    著名な科学史家による、原発事故をめぐる省察。 福島の原発事故をめぐって―― いくつか学び考えたこと 作者: 山義隆出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/08/25メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 372回この商品を含むブログ (36件) を見る このを通読して実感したことは、「原子力」という訳語が日ではあてられている核工学や核産業というものが、いかに国家権力や、国家主権の思想と深く結びついて成立してきた、いびつな「科学」であり「産業」であるか、ということである。 書は三章からなっている。 「日における原発開発の深層底流」と題された最初の章では、この国における「原子力政策」が、そもそもの初めから一貫して、核兵器保有が可能な能力を持ちたいという支配層の意志に基づくものであったことが、詳しく述べられている。 潜在的核兵器保有国の状態を維持し続け、

    『福島の原発事故をめぐって』 - Arisanのノート
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