第3回の記事ではGo言語の io.Reader インタフェースの基本と、よく使う構造体を紹介しました。 Go言語が提供する低レベルの仕組みとの接点である io.Writer と io.Reader 、それに、これらを利用するさまざまな関数や構造体を使って、いろいろな処理ができることが伝わったのではないでしょうか? 第2回から今回までの内容を把握していれば、ソケット通信(第6回あたりから紹介する予定)さえ恐れることはありません。 今回も、前回に引き続き io.Reader の関連機能を紹介していきます。 具体的には次のような内容です。いずれも少し低レベルな通信を直接行いたいときに便利な機能です。 バイナリ解析に便利な機能群 テキスト解析に便利な機能群 ちょっと抽象的な io.Reader の構造体 バイナリ解析用のio.Reader関連機能 io.Reader から出てくるデータは、テキスト