この記事は C++ Advent Calendar 2013 の 19日目の後編の記事になります。 さて、Clang なのですが C++er では知らない人はいないと思います。 Clang とは LLVM をバックエンドとした C++ のコンパイラです。 最近では Clang が C++14 の機能を全て実装して話題になったかと思います。 今回はそんな Clang をコンパイラとしてではなくて構文解析ツールとしての一面を紹介してみたいと思います。 [注意] 今回使用した Clang のバージョンは 3.3 になります。 予定ではあと 4日ぐらいで 3.4 がリリースされるんですが…タイミングが悪いですね…。 [コード補完を行う] Clang ではコンパイラのコマンドから直接コード補完の結果を出力する事ができます。 例えば、次のようなコードで補完候補を出力してみます。 [test.cpp]