魚売り場、外食などで提供できる魚の種類も量も減り続けています。日本の生産量(漁業と養殖)が減り続け、世界の水産物の需要が増加して輸入量も減少しているからです。 今後、供給量はさらに減り続け、価格は凸凹を繰り返しながら上昇していくことでしょう。水産物が身近な食べ物ではなくなりつつあります。 ところが、生産量が減り続ける日本とは対照的に世界全体では増え続けています。筆者はノルウェーを主体とする北欧と比較して、日本の資源管理をどうやったら改善できるかについて発信を続けています。資源管理の重要性について理解が広がっている一方で、日本と外国は違うといったコメントが散見されます。 その原因は、ノルウェーのように遠い国との比較では実感がわかないということなのかも知れません。実際に違うのは資源管理なのですが、国連食糧農業機関(FAO)から2023年の数字が出たので、それを基に隣国韓国と日本を比較解説します
