ヤマト運輸と京福電鉄は17日、「路面電車を使用した低炭素型集配システム」を発表し、18日から運用を開始した。宅配便の配達区間の一部を路面電車で輸送してCO2の削減を狙う。路面電車を使った宅配サービスは日本初とのこと。 ヤマト運輸は拠点間輸送で鉄道コンテナを利用したCO2削減を実施している。今回は拠点から最終配達地までの間で路面電車と自転車を利用し、トラックの利用を控えることで、環境貢献を進めていく考えだ。京都市の京福電鉄嵐山線(嵐電)の西院車庫〜嵐山駅で行なう。 17日には実際の作業のデモンストレーションが報道公開された。路面電車への積み込みは嵐電の西院車庫で行う。まず、嵐電がヤマト運輸向け貸切電車を1台用意して待機。そこに、集配拠点から嵐山地域向けの荷物を積んだトラックが到着。荷物はあらかじめ配達区域別にフタ付き台車に搭載されている。トラックのゲートと路面電車の出入り口の高さを合わせて、