F-16(写真上)とDSIの効果を実験するため改造されたF-16 DSI(写真下)との比較。通常型と比べ、F-16 DSIは境界層分離壁がなくなりエアインテーク上部がふくらんでいるのが分かる。 ダイバータレス超音速インレット (英: diverterless supersonic inlet、略称:DSI) とは、軍用機におけるエアインテークの一形態で、境界層隔壁(ダイバータ)がない形状のものを指す。 概要[編集] 通常、機体表面には周囲の空気とは相対的に少し遅くエネルギーのない空気(境界層空気流)が流れており、これを吸い込むとエンジンの効率が低下する。それを避けるため、通常はエアインテークと機体の間に隙間(境界層隔壁)やスプリッターベーンを設けている。一方、DSI方式は、エアインテークの前のふくらんだ部分で境界層空気流を押しやり、境界層を圧縮して切り裂く仕組みになっている。 また、DSI
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