──クリアな視力を求めて、コンタクトレンズやレーシック手術を選択する人は多いです。 北澤 日本では、10人に1人以上がコンタクトレンズを利用しているとのデータがあります。一方、レーシックに関しては、2008年のブーム時には日本だけで年間45万件の手術が行われていました。しかし近年はさまざまな課題が指摘され、今年は2万件近くに減ると見られます。 清水 コンタクトレンズとレーシックには、それぞれデメリットがあります。まず、コンタクトレンズには脱着の煩わしさや装着中の不快感、そしてアレルギーなどの医学的なリスクが挙げられます。レーシックは角膜を削り、焦点を網膜に合うようにする手術ですが、表面にフラップ(蓋)を作るときに角膜の神経を90%以上切断します。これが原因で、手術を受けた方の7〜8割がドライアイを指摘しています。 北澤 術後の視力