産業技術総合研究所の研究グループは、AR技術で遠く離れた専門家の行動を共有することで、現場作業者の行動を誘導するシステムを開発しています。これは、大阪大学の前田教授が中心となって進めているパラサイトヒューマンに関する研究の1つで、今回は過酷な現場作業を想定して、既存の製品でシステムを構築しています。"私が装着しているのが、現場にいる未熟なあるいは新人の作業員が装着するシステムです。ヘルメットに付いているカメラで撮った映像を遠隔地にいる専門家のほうに送ります。一方の専門家のカメラから撮られた映像は、特定の色だけを抽出するようになっていて、色の付いた手袋を装着した専門家の手を抽出することができて、それをこちらの私が見ている画像に重ねることができます。それで、専門家の手の画像の通りに、私のほうが必死で真似をしますと、専門家の動きを現場で再現することができます。"主なシステムとしては、カメラに「G
ブラザー工業は8月24日、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「AiRScouter」を正式に事業化し、今秋からNEC向けに出荷を始めると発表した。実際の視野に電子画面を重ねて見ることができる特徴を生かし、工場での機器組立や倉庫での商品・部品ピッキング作業など、産業向けに採用拡大を目指していく。 光源部に高精細の液晶パネルを採用し、光源部からの画像をハーフミラーで反射させて目に投射する仕組み。目の前に半透明ディスプレイがあるかのような感覚で、実際の視野にPC画面などを重ねることができるという。1メートル先に16インチのフルカラー画面を見る場合と同様の視認性を実現し、12ポイントの文字まで視認可能という。 ディスプレイ部は約64グラムで、眼鏡フレームにチタンを採用することで全体を約106グラムに抑えている。眼鏡をかけている人向けのフレームも用意している。 NECが現場作業向けウェアラブルコン
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