「IAサーバーや5G(第5世代移動通信システム)基地局などのネットワーク機器を中心に前年度下期並みの影響が続いている。当初から今年(2022年)の年末ごろまでは厳しい状況が続くとみており、その状況は変わっていない」。富士通でCFO(最高財務責任者)を務める磯部武司取締役執行役員は、半導体など部材供給遅延の影響についてこう明かす。 関連記事: 富士通の2022年4~6月期決算は増収減益、再度の大規模な早期退職募集「当面はない」 同社の売上収益(売上高に相当)は前年同期比2.1%増の8188億6200万円、営業利益は同24.1%減の256億200万円だった。半導体製造機などを手掛ける「デバイスソリューション」事業が好調で増収となった一方、世界的な半導体不足に起因する部材供給遅延の影響により、大幅な減益となった。 本業の「テクノロジーソリューション」については、売上収益が同0.7%減の6822億
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