今年5月、NHKのバラエティー番組で、元号の歴史が取り上げられた。番組の最後には、ゲストが次の元号を予想。フェイスブックなどの「いいね」になぞらえ、「井稲(いいね)」と書いたタレントもいた。 ビンテージワインなどの販売サイト「年号ワイン.com」を運営する和泉屋(埼玉県朝霞市)の栗原周平社長(47)は番組を見て安堵(あんど)した。新元号を予想する企画を準備していたが、「軽々しい」と批判されないか心配していたからだ。 企画は翌6月に開始。新元号を当てたら平成元(1989)年産の大吟醸酒をプレゼントする内容で、7月30日夕までに137通の応募があった。「安久」「安成」など、「安」の入った案が複数寄せられている。栗原社長は「次の元号について自由に議論できるのは、歴史的にも貴重な機会。この先もあるかどうか分からない」と話す。 元号予想は民放や新聞のほかSNSでも繰り広げられ、さながら「予想ブーム」
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