我ながらおめでたいことに、自分で書いた文章にハッとすることがあります。今日ハッとしたのは、午前中に書いていたコラムの中で(自分の頭から)出てきた、 自分も顧客も、同じ速度で歳をとっている という言葉。 オーナーが自分の着たい服をデザインしている、Aという服屋さんがあって、 年々趣味が変わっていくのが面白いなと思っていました。 普通のブランドは、ターゲット層(と、その層に対してのポジショニング)を特定したら、 それを動かしません。リーバイスのジーンズは常に若者のヒップにこそフィットするように作られます。 顧客の変化に追随することはあります。また反例もありましょうが、 だいたいブランドを作り・維持するためにはターゲットの特定が必要です。 しかしAは、顧客の変化に対応するのではなく、 ただただ来たい服をデザインし、 店に並べ続けた(←この辺はかなり想像で補っています)。 Aのやり方は逆です。 常