グループウェアの黎明期は、大企業向けのロータス(現IBM)の「Lotus Notes」か、もしくはマイクロソフトの「Microsoft Exchange」のどちらかでしかなかった。ようやく社内のネットワークコンピューティングの下地ができあがり、ほぼ同時といってもよいタイミングで、比較的規模の大きい企業の部門間で情報のやり取りを行うためのソリューションであったといえる。 当時はまだまだ金額が高く、導入作業も複雑多岐にわたり高度な設定を要するために、それ相応のスキルが必要であり、「簡単」「すぐにでも」「安く」「便利」といった現在の謳い文句にはそぐわないソリューション(ソフトウェア)であった。 これが、世界的なインターネットの急速な普及や企業内イントラネットの充実、回線速度の向上にともなってグループウェアのWeb化が推し進められるようになり、低コスト化が進むのはもちろんのこと、役割としても小規模
November 10, 2006 公私混同のススメ 「手帳は“公私混同”でいい」 日経ビジネス アソシエでの糸井重里さんのコラムです。 間。だから仕事で使うスケジュール帳からはプライベートな部分はなるべく排除してしまおうという意識になる。だけど僕は公私混同でいいと思うんです。そもそもビジネスとプライベートってはっきりと分けられるものじゃないんですから。例えば、営業をしている人に対して「この人はこの商品を心から薦めているな」と思う時ありますよね。その相手の"心"というのは、"私"の部分から来ていると思うんですよ。だからこそ聞き手の心に響く言葉になる。 公と私がぐちゃぐちゃのマーブル状になっていると、その時にはいらないかもしれない遊び情報が、後で仕事に役立つこともあるんです。遊び情報がないと会議中にみんなが同じ悩みにぶち当たる。オリジナリティーがないわけだから。価値が増殖しないんですよね。と
2006.11.09 サイボウズの青野社長が四国に帰ってくる カテゴリ:その他 愛媛新聞社主催のふるさと大学で、サイボウズの青野社長の講演会がある。 詳細は愛媛新聞社のWebページ(「愛媛から世界へ サイボウズの挑戦」)をどうぞ。 以前愛媛新聞に紹介が載っていたときの締め切りは過ぎていますが、まだ空きがあるようですので、電子メールとかで申し込めばまだ間に合うかもしれません。 11/24(金)です。 サイボウズ、インターネットの世界では知らない人はいないくらいの元気なIT企業ですが、最初は松山で起業されたんですよね。なんか誇らしいです。 @Niftyのサポセンも松山にあるし、結構松山の人ってすごいのかも。 NHKの「おはよう日本」のキャスターの首藤奈知子さんも松山の人です。武内陶子さんも大洲出身なんですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう いいね!0 シェアする Last up
10月29日でアメリカの夏時間が終了して、アメリカ西海岸時間 (PST) と日本標準時 (JST) との時差が17時間になった。日付まで考慮すると日本が17時間進んでいるわけだが、逆に見ると西海岸が7時間進んでいることになる。夏時間の間は、西海岸が8時間進んでいたので、冬のほうが生活時間の重なりが大きくなり、San Jose の Realcom Techonology へ行っているエンジニアとのコミュニケーションは楽になる。 ソフトウェア開発の立場で言うと、時差と夏時間への対応は興味ある話題である。社内で標準で使用しているサイボウズは残念ながら時差対応ができず、テレコンファレンスのスケジュールに何度も失敗したために、現在はアメリカ関連のスケジュールには Google Calendar を使っている。ちょうど夏時間の切り替えがあったので機能をチェックしてみたところ、非常に良く作られていること
野村直之さんが最近のGoogleについて辛辣な批評を書いていた。 ★実は“保守的”なGoogle Docs & Spreadsheets(Web2.0 for ENTERPRISE by 野村直之) Google Docs & Spreadsheetsの個々の機能についてはどうでしょうか。メニューのNew Documentを選択することで起動するWritely譲りのワープロ機能はともかく,表計算の方は,今年6月にリリースされた時点で,なぜGoogle Spreadsheetsの機能はライバルに劣るのかと評されたほどに,ベーシックな機能にとどまっています。グラフの生成や貼り付けなど,「Web1.0」時代にはとても予想できなかった高度な表現力を備えるiRowsや,Wikiを表計算のようにわかりやすく構造化して協働作成環境を新たに創造しようとしている wikiCalcに比べると,どうしても見劣り
昨日のエントリーの続きです。コメントでも触れられているように、flog(ヤラセブログ)がばれて炎上して結局逆宣伝になってしまうケースが頻発していますね。何で、同じ過ちが繰り返されるのでしょうか? おそらく広告代理店側に「広告とはうまく消費者をだませた者勝ち」という発想が残っているからだと思います。しかし、これから先はマスメディアや広告代理店の論理で消費者をコントロールしていくのはますます難しくなっていくでしょう。これは、消費者の一人一人が賢くなっているからという理由ではありません。多くの消費者がネット上で情報を交換し、集合知を確立していくための仕組みがますます強力になっているからです。過去と比べて消費者個人のIQは変わっていないとしても、集合知のIQは飛躍的に高くなっていると思います。つまり、個人はだませてもネット世論全体をだますのは難しくなっていくのではないかということです。 この点にに
以前のエントリーで企業側のヤラセによる「CGMもどき」マーケティングの問題について書きました。これに関連して企業側がサクラを使って作ったBlogのことをFlog(fake blog)と呼ぶことを最近知りました(参照記事)。 この記事の事例では、米国を旅するカップルが行く先々のウォルマートで従業員の人々の暖かさに触れる(注: ウォルマートは、RVフレンドリー・キャンペーンということ駐車場で車で宿泊することを許可しているらしいです)旅行記ブログが、実は、同社のPR会社が資金を出して作った"flog"であり、しかもブログで公開されていた作者の身分もでたらめで実はPR会社の関係者だったことが明らかになり、大問題になったということです。 ブログ・マーケティングが効果的なケースもあると思いますが、透明性、すなわち、企業がスポンサーについているのならばそれを明示することが大前提だと思います(たとえば、竹
ネタフルで紹介されていたのですが、FireFox の拡張機能に「使っていないタブの色を変化させる」というものがあるそうです: ■ 使用していないタブの色が変化するFirefox機能拡張「Aging Tabs」 (ネタフル) Aging Tabs という機能で、しばらく表示させていないタブの色を変化させてくれます。どんな色に変化させるかはカスタマイズ可能で、同時アクティブになっているタブの色もカスタマイズできます。で、実際にやってみたのがこちら: ここではアクティブなタブをベージュに、使っていないタブを濃いグレーにするように設定してみました。使っていない方のタブは3段階ぐらいに変化して、未使用時間が長ければ長いほど濃くなります。上のスクリーンショットでは、いちばん左側のタブ(Gmail)が最も濃いのが分かるでしょうか? これ、ちょうど「ほこり」が積もるのと同じ感覚と言えるでしょうか。しばらく
そろそろ寝ようとしていたら、こんな面白そうなネタが。画像内にある人間の顔を認識する技術に力を注いでいる Riya が、今度は物体を認識して類似商品を検索する技術を開発したとのこと: ■ RiyaのLike.comは最初のホンモノのイメージ検索 (TechCrunch Japanese) ついでに CNET Japan の記事はこちら: ■ 画像認識技術のRiya、イメージ検索サービス「Like.com」をついに公開 (CNET Japan) Like Visual Search というサービスで、まだアルファ版という位置付けなのですが、既にその目指すところは体感することができるようになっています。例えば以下のように、トム・クルーズの写真の足元を指定すると・・・ ・・・靴の形を認識し、それに似た商品を探してくれる、という仕組み: この辺りは Riya を触っている人なら、おなじみのインターフ
野村総合研究所が本日、2011年度までのWeb2.0関連技術の進展を予測した「ITロードマップ」を発表しました。それによると、個人の活動履歴「ライフログ」の活用が消費者主導で実現するらしい。 まず2008年に「モバイルWeb2.0」、そして2010年から「ライフログ」が開始される、とのこと。 詳細は以下の通り。 2011年度までのWeb2.0関連技術の進展を予測した「ITロードマップ」を発表 ~個人の活動履歴「ライフログ」の活用が消費者主導で実現~ 野村総研によると、モバイル環境におけるWeb2.0サービスの利用には通信速度による制約があるが、2008年には通信速度の速い3.5Gの携帯電話が普及。モバイル環境でWeb2.0サービスを利用する「モバイルWeb2.0」が普及期に入ると予想しています。まぁこのあたりは今から急速に発達しそうな感じはしますね。 さらに、2010年にはネットワークに接
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