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ブックマーク / akihitok.typepad.jp (108)

  • Twitter は「何が面白いのか分からないサービス」でいいんじゃないかと思ったという話。

    最近いくつか Twitter の新規登録者を増やすような出来事が続いていたせいか、「参加してみたけど何が面白いのか分からない」的な議論を再び目にするようになってきていると感じるのですが、個人的には Twitter は「何が面白いのか分からないサービス」でいいんじゃないかと思ってます。 例えばウチの奥さん。僕が Twitter を使って何やらやっているのを見て、自分でも始めてみたのですが、最初はわけが分からずにつまらなかったようです。しかしゆっくりと続けているうちに、今ではフォロワーも100人を超え、夫の知らない(という表現は問題があるけど)交流が始まっている様子。 彼女が Twitter を続けるにあたって、僕は特に何の説明もしませんでした。いくつか関連サービスを紹介したりしたものの、「この人をフォローするといいよ」とか言うことはなかったし、ましてや「1,000人以上フォローしてからが真の

  • クレイ・シャーキーのTED講演「ソーシャルメディアはいかに歴史をつくるか」

    最近"Here Comes Everybody: The Power of Organizing Without Organizations"というを読んだのですが、ソーシャルメディアに関するとして参考になる一冊でした(シロクマ日報で書評を書いています)。で、著者の Clay Shirky (クレイ・シャーキー)がTEDで講演した様子がアップされていますので、ちょっとご紹介: ■ Clay Shirky: How social media can make history (TED) 講演だけあって、ちょっと掘り下げ方が弱い部分があるのですが、そこは著作を読んでいただくとして(笑)。彼の考え方の方向性というものは感じられると思います。 以下、蛇足気味に、トランスクリプトの翻訳をしてみましたのでご参考まで(※元のトランスクリプト自体、スピーチの全文を収めたものではないので、一部ビデオの内

    クレイ・シャーキーのTED講演「ソーシャルメディアはいかに歴史をつくるか」
  • すぐにフォロー返ししてくれる Twitter ユーザー237人

    別に友達が多ければ重要な人、というわけではないですし、SNS系サービスの「友達」関係なんてほとんどがごく軽いものなわけですが。とはいえ、Twitter で「この人って何か有名な人なのかな?」を判断する際、被フォロー数(followers 数)が1つの重要な指標になったりします。ということで、何でもいいからとにかく被フォロー数を増やしたい……という邪な健気な方のために、こんなリストが公開されています: ■ Top 237 Twitter Users Who Will Follow You Back (Social News Watch) フォローすると、すぐにフォロー返ししてくれる Twitter ユーザー237人のリストです(人だけでなく組織のアカウントも含まれているので、正確には237「個」ですが)。しかもフォローされるならなるべく有名な人がいい……というわけで、現在の follower

    すぐにフォロー返ししてくれる Twitter ユーザー237人
  • 【書評】鉄砲を捨てた日本人

    何の脈絡もない書評です。たまたま書店で『鉄砲を捨てた日人―日史に学ぶ軍縮』というを見かけて購入、読了しました。この、原著が書かれたのが1979年で、日語版が出版されたのが1984年。そして今回購入した文庫版が出たのが1991年と、まったく新しいではないのですが、なぜか平積みされていたので買ってしまいました。 書を衝動買いした理由は(文庫版なので安かったという理由は別にして)ただ1つ。著者であるノエル・ペリン氏の問いかけに興味を刺激されたからです。その問いかけとは何か、訳者あとがきから引用してみましょう: 鉄砲は、天文十三年(天文十二年という説もある)に種子島に漂着したポルトガル人がもたらして以来、日中に燎原の火のごとくに広まった。十六世紀後半の日は、非西欧圏にあっては唯一、鉄砲の大量生産に成功した国である。それにとどまらず、同時代の日は、ヨーロッパのいかなる国にもまさる

  • いまだにイノベーションとか期待しちゃってる大企業を尻目に確実な道を歩むための3冊+1冊

    有名な組織研究者の一人であるスタンフォード大学のジェームス・マーチはこんなことを言っている。「『新しいアイデアだ』と言うのは、『私は無知だ』と言うようなものだし、『これまでにないような効果がある』と言うのは、『私は思い上がっている』と言っているようなものだ」。 (“「ブレークスルー」と言われるアイディアや研究に気をつける”、『事実に基づいた経営―なぜ「当たり前」ができないのか? 』63ページより) ***** 最近は「疑似科学」なんて言葉が普通に使われるようになって、アヤシイ科学はたちまち追いやられてしまう良い環境になっているわけですが、未だに胡散臭い議論が大手を振って歩いている分野があります。それは「経営」。書店の経営書コーナーに行けば、どーでもいい事やてきとーな事を書いたがそれこそ山のようにありますし、新聞や雑誌でもて囃された「経営のカリスマ」が会見で頭を下げる、なんて光景も珍しくあ

  • 生き物たちはアロメトリーがお好き

    弾さんの 404 Blog Not Found を読んでいたら、「アロメトリー」という言葉が出て来たので反応。中身は全然関係ないのですが(すみません)。 ***** 『生き物たちは3/4が好き 多様な生物界を支配する単純な法則』というを読んでいます。お手軽科学エッセイ集のようなタイトルですが、中身は硬派で、表題にある「3/4が好き」という表現は代謝率のアロメトリーに関係したもの。と、ここまでで『ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学』を連想された方は正解。同書でも紹介されていた「3/4乗則」を解説するのが中心テーマの1つとなっています。 生物が1日に必要とするエネルギーの量は、体が大きくなったとしてもそれと同じペースでは増えない――つまりネズミが1日に自分の体重分の料を必要としているからといって、ゾウも自分の体重分の料を必要とすることはなく、ずっと少ない量で大丈夫というのが代謝率と

    yukio2005
    yukio2005 2009/02/18
    生き物たちは3/4が好き、ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学
  • オンライン・アンケートの5ヵ条

    昨日の Seth Godin's Blog からの引用がウケたので、性懲りもなく再び彼のブログからの引用です: ■ Five tips for better online surveys (Seth Godin's Blog) タイトルの通り、オンライン上でのアンケートをより良いものとするための5ヵ条。特にオンラインアンケートに限った話ではないですし、いくつかはよく指摘される点ですが、ご参考までに簡単に訳しておくと: 全ての質問はコストがかかる(回答者の誠意や善意を費やすという意味で)。無駄な質問はしないこと。「それに回答してもらうことによって何をしたいのか」を念頭に置いて質問を考えるように。 全ての質問は回答者の考えを変える。「どちらの方が嫌いですか?」などという文は、回答者の頭に(後で思考を変えてしまう)種を植え付けるようなものだ。 いつでも中断できるように。例えば20問もの質問がある

  • なぜ日本人は進化論を信じられるのか

    ■ ダーウィンの進化論、米国人で信じているのは40% (AFPBB News) を読んで。別に米国人の知識レベルが低いだとか、日人がその逆だとか言うつもりはなくて、以前読んだセス・ゴディンのエントリを思い出しました: ■ Gravity is just a theory (Seth Godin's Blog) 進化論と重力。どちらも素人にとっては「科学者がそう言っているから」信じられるというレベルの知識ですが、なぜ重力は誰もが受け入れていて、進化論は(少なくとも米国では)そうではないのか。セスはマーケティングの専門家なので、この問題についてもマーケティングの側面から説明を試みています: 1. いまから売り込もうとしている「物語」が、以前から信じられていた「物語」を捨て去らないといけない場合、売り込みは大変になる。 「なぜ多種多様な生物がいるのか」という問題に対し、米国には既に「聖書」とい

  • 「クラウドコンピューティング≒コンビニ」論

    まだ考えをまとめていないので、なんとなーくの話で聞いていただければと。 「クラウドコンピューティング」という概念を説明する時に、何にたとえたら良いだろうと考えていたのですが、「コンビニエンスストアのようなもの」という比喩はどうでしょうか。 かつて朝を作るには、材に加えて、包丁やまな板、炊飯器、冷蔵庫といった様々な道具が家にあることが必須でした。しかしコンビニでお弁当を売るようになったので、こうした道具を家に揃えて置かなくても大丈夫になりました。しかも料理の仕方やお米の炊き方を知らなくても大丈夫です。 かつてデジカメで撮った写真をプリントアウトしたければ、PCとプリンタを買い、セットアップし、データを出力する必要がありました。しかしコンビニに出力端末が置かれるようになったので、こうした道具を揃えて置かなくても大丈夫になりました。しかもプリンタのセットアップの仕方やPCの使い方を知らなくて

  • 「米国は訴訟社会」というフィクション

    『手ごわい頭脳―アメリカン弁護士の思考法』というを買ってきて読んでいるのですが、なかなか面白いです。全体の感想はいずれ改めて書くことにして、1つ面白いと感じた指摘を。 米国というと、「弁護士が多い」「バカな訴えが通ってしまう」などといった訴訟社会のイメージがありますが、著者のコリン・P・A・ジョーンズ弁護士は必ずしもそれが正しくないことを解説しています。例えば、「弁護士が多い」という点については、確かにその通りだとはしつつも まず、日と比較する場合だが、実は「弁護士」という用語を用いることには大きな語弊がある。何故なら、アメリカの弁護士が手がけている業務の範囲は、日の弁護士のそれよりもはるかに広いからだ。 アメリカで「ローヤー」(Lawyer)の資格を持っている人々がやっている仕事をざっと並べると次のようになる。日でいうところの弁護士に加えて、検察官と裁判官(いわゆる法曹三者)も含

  • 賢い子供に育てるには「賢いと言わないこと」?

    子供の育て方というのは、恋愛結婚に匹敵する一大テーマでしょう。いわゆる育児育児雑誌は無数に存在していますし、ビジネス系の雑誌で育児関連テーマが取り上げられることも珍しくありません。中でも「どうやったら賢い子供に育つか?」という点については様々な議論が繰り返されていますが、意外にも「賢いと言わない」ことが効果的である、という研究結果が出たそうです(via Neatorama): ■ The Secret to Raising Smart Kids (Scientific American) 副題にはこう書かれています: Hint: Don't tell your kids that they are. More than three decades of research shows that a focus on effort—not on intelligence or abili

    yukio2005
    yukio2005 2008/08/31
    子供に「君は賢い」と言わないこと。頭の良さや能力ではなく、努力に焦点を当てることが、学校生活や人生において成功するカギ
  • 「お客様からのリクエスト」にも Twitter 化の波?

    Adobe がこんなサイトをオープンさせたらしいっす(via DesignNotes): ■ Dear Adobe 「アドビ様へ(Dear Adobe)」というサイト名と、トップに表示されているメッセージ(上のスクリーンショットでは「フォトショップを早くオープン化して」と書かれています)から、これがユーザーからのリクエストを受け付けるサイトであることが分かります。画面下部にある四角がメッセージ入力欄になっているわけですね。 別に140文字という入力制限があるわけではないのですが、投稿されているメッセージには「一言物申す」的なものが多く、Twitter 上の書き込みを彷彿とさせます。ちなみに上のスクリーンショットから分かる通り、表示されているメッセージに対して「好き」「嫌い」という投票ができるようになっており、「好き」が多いメッセージTOP25が公開されています: ちなみに現在の1位と2位(

    「お客様からのリクエスト」にも Twitter 化の波?
  • iPhone の大成功を誉める前に『なぜビジネス書は間違うのか』

    そりゃスティーブ・ジョブスは結果を出しているし、iPod や iPhone の成功(まだ iPhone が日でどうなるかは予断を許しませんが)は疑うべくもありません。しかし賛美の声ばかり聞かされると、「そんなに凄いのかなぁ」とも思ってしまうわけです(あまのじゃくなので)。もし同じような感覚を抱いている方がいらっしゃったら、『なぜビジネス書は間違うのか』を読まれることをお勧めします。 この、200ページを超える「ビジネス書」なのですが、時間が無い方は全体を読む必要はありません。タイトルにある「なぜビジネス書は間違うのか」のエッセンスを集めた、冒頭の「妄想9ヵ条」を読むだけでも十分。書店で立ち読み……もいいのですが、せっかくなので引用してしまうと: ***** 妄想1 - ハロー効果 ハロー効果とは、企業の全体的な業績を見て、それをもとにその企業の文化やリーダーシップや価値観などを評価する

  • 基準はどうでもいい。カテゴリ分けがされていることが重要、という話。

    「選択の不自由」なんて言葉がありまして、選択肢が多すぎると逆に人は困ってしまうそうです(ファミレスでなかなかメニューが決められない、って方も多いですよね)。しかし「○万点のアイテムを揃えた最大級のオンラインショップ!」「○百種類のフレーバーが選べるアイスクリーム屋!」などというキャッチフレーズを目にするのが珍しくないように、選択肢の多さは客引き上有利になるもの。そこで選択肢を増やしつつ、選択の心理的負荷を減らす工夫が必要になるわけですが、「カテゴリ分け」が有効な手段の1つとして証明されたとのこと: ■ Categories Help Us Make Happier Choices (ScienceDaily) カテゴリ分け自体は別に奇想天外なアイデアではなく、近所のスーパー等でも普通に行われている話ですが。スタンフォード大学とコロンビア大学の研究者らによると、カテゴリ分けがされている場合/

  • 爆笑と雷鳴に包まれた「第1回SBM研究会」

    昨日は大岡山の東京工業大学で開催された、「第1回SBM研究会」に参加してきました。当日テキストでライブ中継をされていた方がいらっしゃいますので、詳しい内容はそちらが参考になります: ■ SBM研究会...live blogging ソーシャルブックマーク(以下SBM)とは何か、どのような歴史があり、今後どのように発展する可能性があるのか、を考えるイベント。講師の方々に関係者・研究者が多いのは当然として、参加者の中にもSBMサービスを提供している企業の方々や、アルファブックマーカーな方々の姿があり、文字通り熱い勉強会だったと思います(会場は冷房効き過ぎで寒かったのですが)。 朝10時から夕方5時40分まで、という長丁場のイベントでしたので、以下思いついたことをランダムに書き記しておこうと思います。 【ちょっと物足りなかった】 いきなりで恐縮ですが、非常に興味深い内容が盛りだくさんだったものの

  • ネガコメするとインフルエンザに罹る?

    小ネタです。ハーバード・ビジネス・レビューの最新号(2008年8月号)によると、「軽蔑」は自分の健康にとってマイナスなのだそうです。 記述があったのは「パートナーシップの心理学」という記事。心理学者のジョン・ゴットマン氏とのインタビューなのですが、この方は過去35年間に約3,000組の夫婦を調査し、夫婦を結びつける感情とは何かを研究されてきたそうです。で、「人間関係で注意すべきことは何でしょう」という問いに対して、こう答えられています: 私の研究について知っている方ならば、軽蔑が最もよくないことを覚えていることでしょう。軽蔑は嫌悪感を伝え、人間関係を壊すからです。「君にはうんざりだ」というメッセージが伝われば、とのいさかいは解決できません。軽蔑はいさかいや否定的な気持ちを否応なく増幅させるものです。 我々の研究ではまた、だれかに軽蔑の気持ちを向けている人は、インフルエンザ、風邪などの感染

  • 17世紀の情報洪水

    現代はネットを始めとするメディアで大量の情報が流れ、「情報洪水」や「情報爆発」などと呼ばれるような状況になっていますが、実は17世紀にも同じような状況だったようです: ■ information overload in 1613 バーナビー・リッチ(Barnaby Rich)というイギリスの作家が、1613年にこんなことを書いています(訳はてきとーです): "one of the diseases of this age is the multiplicity of books; they doth so overcharge the world that it is not able to digest the abundance of idle matter that is every day hatched and brought forth into the world" 今日にお

  • POLAR BEAR BLOG: 第二次世界大戦中のライフハック「仕事を進まなくさせる8ヵ条」

    boing boing からですが、第二次世界大戦中の1944年に米国のOSS(戦略諜報局)が作成した「サボタージュ・マニュアル」なるものが存在しているのだそうです。当然敵地での話ですが(自国でやったら大変)、仕事の進みを遅らせるように人々をトレーニングするためのマニュアルとのこと。その内容が掲載されているのですが、なかなか面白いです: ■ Sabotage manual from 1944 advises acting like an average 2008 manager (boing boing) 意訳込みでてきとーに訳してみると、こんな感じ: 何事をするにも「通常のルート」を通して行うように主張せよ。決断を早めるためのショートカットを認めるな。 「スピーチ」を行え。できる限り頻繁に、長い話をすること。長い逸話や自分の経験を持ちだして、主張のポイントを解説せよ。「愛国的」な主張をち

  • オフィスランチ・オートメーション

    何でもWEBサービスのネタにするんだなー。今度は「オフィスランチ・オートメーション(OLA?)」ができるサービスだそうです: ■ Group dining made easy (Springwise) 紹介されているのは"Crazymenu"というサイト。基的に普通のグルメサイトで、飲店の検索、詳細情報や評価の閲覧、クーポンの取得などができます。また最近のWEBサービスではお馴染みのSNS機能があり、プロフィール公開や友人登録などが可能。で、ウリなのはこの"Pick-A-Place"という機能: 皆で事に行こう、というときの「集団意思決定」をサポートしてくれるツール。以下のような流れで、参加者の意見を集約してくれます: 候補となる飲店をピックアップし、リストを作る。Crazymenu にランダムにピックアップしてもらったり、参加者にピックアップしてもらいリストに追加することも可能。

    オフィスランチ・オートメーション
  • SlideRocket で遊んでみた。

    オンラインでプレゼンテーションが作れるサービス"SlideRocket"が TechCrunch で紹介されていたので、ちょっと遊んでみました: ■ プレゼン用ウェブアプリのSlideRocketがベータ公開(招待状あり) (TechCrunch Japanese) ご多分に漏れず非公開ベータテスト中なのですが、TechCrunch の記事タイトルにある通り先着500名まで申請受付中だったので、早速申し込んでアカウントをいただきました。以下はログインして最初の画面: 最初から"My Presentation 1"という名前でプレゼンテーションが登録されていて、すぐに編集可能な状態になっています(画面上で黄緑色で選択されている部分)。しかしその下にサンプルが用意されているので、こちらから見てみましょう。(※残念ながら TechCrunch の記事でも触れられていた、Community/Res