ジャズをテーマに据えた人気漫画「BLUE GIANT」「BLUE GIANT SUPREME」の作者である石塚真一と、名門ブルーノート・レコードの現在の闊達な指針を舵取りする社長のドン・ウォズがなんと邂逅した! 2012年に同社社長に就いたドン・ウォズは、その外見が語るように、根っからのミュージシャン――この対談の翌日、彼はテデスキ・トラックス・バンドの東京公演初日にベーシストとして飛び入りした――であり、心からの音楽ファン――上着にグレイトフル・デッドのバッジを誇らしげにつけてもいた――。ブルーノートの社長になる前はウォズ(・ノット・ウォズ)というひねくれ広角型ユニットを司るとともに、ローリング・ストーンズからチャールズ・ロイドまでさまざまな人気者のプロデュースをしてきている、現米国音楽界VIPの最たる一人だ。 一方、アメリカで2つの大学に学んでいる石塚は帰国後に漫画を描き出し、映画化も