県内の新型コロナウイルスの感染は那覇市松山の繁華街など「夜の街」から、同居する家族や職場などに広がり、さらに医療機関や福祉施設などに持ち込まれ、感染者集団(クラスター)を発生させる事態に発展した。県が14日までに国立感染症研究センターに依頼し、7月から8月10日までに発症した患者(確認中や無症状者を除く)の感染源の推移や流行状況などをまとめた。 県内では7月に再び感染が確認され、同月後半に急増した。患者の感染経路は県外からの持ち込みから「夜の街」で拡大した。会食や居酒屋のほか、観光業でも確認された。急増を受け、県は7月31日に緊急事態宣言を出した。データによると「夜の街」関連の感染が8月2日に激減した一方で、家庭や職場での患者数が宣言後から急増し、医療機関や介護施設に広がった。 県の糸数公保健衛生統括監は「(新型コロナは)移入例への対策から、県内の感染をいかにコントロールするかという状況に