イギリスが騒然となった大火球の落下片は、はやぶさ並みの貴重な試料だった...... Image: Natural History Museum <英イングランド地方の夜空を特大の火の球が照らし、住民たちは騒然となった。この大火球は研究者たちをも驚かせることになる。地上に落下して隕石となったその破片に、生命の源となり得る物質が含まれていたのだ> 特大の流星(火球)が現地時間2月28日の夜10時前、イングランド南西部の静かな夜空に突然姿を現した。彗星のような黄緑色の尾を引きながら6秒ほどにわたり輝き、やがて地上方向へと姿を消している。 非常に明るい閃光を放っており、目撃範囲はイギリス国内に留まらない。宇宙関連情報を扱う『スペース・コム』は、アイルランドからオランダに至るまで広い範囲で観測されたと報じている。流星の観測情報を統括する国際流星機構には、900件を超える目撃情報が寄せられた。