経済産業省原子力安全・保安院は、定期点検で停止中の原発の再稼働のための手続きとなる「ストレステスト」(耐性試験)について、関西電力から提出された大飯(おおい)原発(福井県おおい町)3、4号機の評価結果を審査した結果、「妥当」とする素案をまとめ、18日開かれた専門家の意見を聞く意見聴取会に提出しました。聴取会は傍聴者の抗議で予定時間が過ぎても開けず、「透明性」を掲げていたにもかかわらず、傍聴者を排除したうえで約3時間半後の午後8時前にようやく開会しました。ストレステストの問題点などを指摘してきた2人の委員は傍聴者を締め出したことを理由に欠席しました。 ストレステストは、東京電力福島第1原発事故後、政府が各地で停止中の原発の再稼働について国民の理解が得られないとして新たに導入しました。これまでに14基の評価結果が電力会社から提出されていますが、保安院が審査結果を示したのは初めてです。 大飯原発
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