博士論文とジャーナル論文の9つの違い
研究者は、論文の出版という大きなプレッシャーに晒されています。そうした状況において、博士号取得後に博士論文をジャーナル論文として出版することは、論文出版を始めるにあたっての1つの足掛かりとなるでしょう。執筆を開始する前に、まずは博士論文とジャーナル論文の違いをよく理解しておくことが重要です。以下の図は、博士論文とジャーナル論文の9つの違いをまとめたものです。2種類の論文が、学術文献としての存在目的や読者ターゲットという点でまったく異なるものである、ということを理解する一助としてご利用頂ければ幸いです。 ※こちらの図は、PDF版の無料ダウンロードが可能です。プリントするなどして、参考資料としてお気軽にご利用ください。 博士論文とジャーナル論文の9つの違い
open access論文について
3年前に論文を投稿したということですが、それが出版されたのかどうか、ご質問には書かれていません。以下は、論文が出版されたという前提で回答しています。 学位論文に、出版済み論文の内容を再利用するのはよくあることです。学位論文の冒頭で「本論文は出版済みの論文に基づいている」と述べ、その論文へのリンクを添えれば、まったく問題ありません。このように情報を開示すれば、二重投稿とはみなされることはありません。 しかし、学位論文とジャーナル論文では、執筆の様式が大きく異なるので、ジャーナル論文を、学位論文としてふさわしい形式に書き直す必要があります。 以下の記事も参考にしてください。 Converting a thesis into a journal article Can I submit a journal paper based on my thesis that is not yet publ
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