研究者というのは、どうでもいいことはほとんど真面目になにも考えてない場合がままあるということも世間は知っておく必要があります。 たとえば、基礎研究者というのは応用のことをほとんど知らないというか経験がない。この場合、応用というのは成果でたとえば医療に役立つ、成果を用いて企業がお金を稼ぐとでも考えてください。しかし、研究費申請時には何の役にたつか、とかならず聞かれなにかもっともらしいことを書かねばなりません。そういうときはその分野の大物がいっているようなことを無批判に書くものです。独創性など考えていません。 わたくしはそれが悪いといってるのでなく、そんなものであると事実を書いているに過ぎません。審査する側も社会にとっていかに有用であるかの部分はあまりちゃんと読まないし、重要な評価点をださないものでした。これが基礎科学の審査の長い期間の状況でした。しかし、英国や米国のトレンドが先進する国の研究