オスロ市議会が発表した交通規制策が注目を集めている。 2019年までに、中央駅や市庁舎などがあるオスロ中心部約3㎞圏内への自家用車の乗り入れを、全面的に禁止するというのだ。 環境保護政策に力を入れる現市議会は温室効果ガス排出量を5年以内に半減させ、30年までに95%減らすことを掲げている。この計画が打ち出されたのも、その政策の一環だ。 指定区域内の住民はおよそ1000人程度だが、勤務する人は9万人ほどいる。そんな首都の中枢でマイカーの乗り入れが全面的に禁止されるのだ。 ただし、バスやトラムの公共交通機関は運行を許可される。また、障害者の車両利用、店舗への商品搬入に使う車両は例外にするという。