(中国通信=東京)合肥24日発新華社電によると、中国の考古学者が、淮河流域にある双トン文化遺跡から出土した630点余りの陶器に刻まれた刻劃符号について研究し、そのうちの単体刻劃符号が「字根」としての性格を持っていることを発見した。双トン刻劃符号は意思を伝える機能を備えており、中国文字の起源の一つであると考えるべきだと指摘した。 合肥で開かれた「蚌埠双トン遺跡刻劃符号と早期文明の起源に関する国際会議」で、内外の考古学と文字学の著名な専門家数十人が双トン刻劃符号の謎の解明に取り組んだ。 双トン遺跡は安徽省蚌埠市小蚌埠鎮双トン村にあり、残っている遺跡の面積は1万2000平方メートル。1985年の文化財調査で発見されたもので、そのあと関係機関が前後3回にわたって試掘を行い、大量の陶器、石器、蚌器、骨器、動物の骨などを採集した。特に重要な発見は、双トン遺跡の特殊な文化遺跡としての地位を確立した6