日産自動車は28日、来年2月で終了する日産スタジアム(横浜市港北区)の命名権(ネーミングライツ)契約について「厳しい経営環境」を理由に、現在の契約金(年4億7000万円)では更新できないと発表した。市は命名権の再公募を検討しており、名称が変わる可能性がある。 日産スタジアム(旧称・横浜国際総合競技場)の命名権は維持費補てんのため市が民間企業から公募。併設の温水プールと小競技場を含め05年から5年間契約し、更新について協議していた。日産は「全国的に名前が浸透してきたので継続したいが難しい。再公募で条件が合えば前向きに検討したい」とコメントした。【中嶋真希】