シリーズ最後に登場して頂くのは、音楽家・批評家の大谷能生さん。横浜国立大学入学を機に青森から移り住んだのが20年前。それからずっと、この街に住み続けています。アートはもちろんのこと、ジャズ、古本、映画、レコードなどの文化が根付いているのも横浜の姿。「毎日過ごしている街なので、今さらおすすめスポットとかはないですが、いつも行っている場所なら案内できますよ」と語る大谷さんと共に、「横浜の日常」を歩きます。スポットへ遊びに行くだけではなかなか見ることのできない、人懐っこい横浜をお楽しみください。 (取材・テキスト:田島太陽 撮影:柏井万作) 1972年生まれの批評家、音楽家。著書に『大谷能生のフランス革命』、『東京大学のアルバート・アイラー ―東大ジャズ講義録』シリーズ(菊地成孔との共著)、『貧しい音楽』、『持ってゆくうた 置いてゆくうた』など。その他、mas、sim、mjqtなどのバンドで活躍