近年、急速にAI技術が進化したことにより、多くの業種・業界において人工知能を活用した様々なサービスや事業が展開されています。AIの活用は、教育の世界においても無縁ではなく、既に教育・学修の様々な場面でその成果を活用した教育実践が行われています。 立命館大学では、学園の中期計画である「学園ビジョンR2030チャレンジ・デザイン」が2021年度から始動し、次世代研究大学の実現と創発性人材の育成を政策目標に掲げ、教育・研究活動のDXプラットフォームの構築を目指しています。教育・研究DXを組織的に推進し、チャレンジ・デザインの具体化を推し進める中で、既にテクノロジーを駆使した様々な教育実践やプロジェクトが行われています。その中にはニューラル機械翻訳など生成系AIの活用も含まれています。新しいテクノロジーの可能性と限界性、あるいは功罪を見極めながら、教育研究機関である大学には、教育における探究力の向